ダイバーシティ就活

強みも弱みもオープンに。個性を活かして活躍できる就活へ。
~ 配慮は必要だけど、強みや専門性を生かして働きたい学生と、個をみて活かす採用を考える企業とのマッチングをサポートするプロジェクト ~

プロジェクトの目的

強みも働きやすさも諦めない。「個」をみて活かす新しい就活のスタンダードを創る。

背景と課題感

背景と課題感
 
売り手市場と言われる新卒採用においても、障害のある学生やコミュニケーションに苦手さのある学生、留年・休学経験のある学生など、就活で困難さを抱える学生は一定数います
たとえば、障害のある学生の場合。障害の診断や障害者手帳があっても、必ずしも障害者雇用を選択するわけではなく、一般雇用で働きたいと考える学生も多いのです。その中には、今の障害者雇用枠では自分の目指す職種がない、という学生もいます。
従来の障害者雇用は、一定の配慮が受けられ働きやすさは整っているものの、専門性が評価される形の雇用は少なく、専門性を生かして働きたい学生にとっては、働きがいやキャリアアップの面で物足りなさを感じることがあります。一方で、一般雇用での就職を目指そうとすると、特に発達障害やその疑いのある学生などは社会性やコミュニケーションの苦手さからなかなか採用されなかったり、採用されても職場で配慮を受けにくかったり、といった課題にぶつかります。
また、メンタルダウンなどが原因で留年・休学をした学生の場合。今は問題なく学生生活を送れていたとしても、その空白期間が選考ではネックになってしまうこともあります。その期間をどう過ごしていたのかと面接で聞かれて上手く答えられない、本当のことを話したら選考に落ちてしまうのではないかと不安に感じるなど、本人が強みや専門性をアピールする前に、そのマイナスをどう埋めるかが問題となってしまうのです。
そんな彼らが感じる就職へのさまざまな不安や悩みを解消しながら、安心して就活を進めていくには、 彼らが強みや専門性を生かして社会で活躍するためには、どうすればいいのでしょうか?

目指したい就活の形

目指したい就活の形
 
そこで、エンカレッジでは、強みも弱みもオープンにし、個性を生かして活躍できる、新しい就活のスタンダードを創りたいと考えています。名付けて、「ダイバーシティ就活」です。
たとえば、今ある枠組みに当てはめようとすると上手くマッチしない、ポジティブな側面よりもネガティブな側面が目立ってしまう、そういった就活への困難さを抱える学生であっても、適切な配慮や強みを評価する仕事など、工夫次第で個々人の個性を生かした仕事や働き方が可能になるはずです。
そんな風に、「個」そのものをみて活かす就活のカタチを実現していきたいと、私たちは考えました。

■ダイバーシティ就活2つの特徴

1)強みも必要な配慮も、どちらも企業にオープンにする
従来の就活は、強みや自己PRを中心としたマッチングになっています。そのため、配慮事項や弱みがあると採用されにくいのではないかという不安が生まれやすくなり、就活時や入社後に配慮事項や弱みをオープンにできず疲弊してしまうこともあります。一方で、障害者雇用の場合は、障害への配慮が中心のマッチングとなり、強みに着目されにくいという課題もあります。
そこでダイバーシティ就活では、強みも必要な配慮もどちらも企業にオープンにし、それらを踏まえた上で活躍の場を考えてくれる企業とのマッチングの機会を創ります。そうすることにより、本人の強みを活かすことと働きやすさを整えることの両面を実現していきます。
2)大学・支援機関など第三者が伴走的にサポートする
就活に苦手さのある学生の中には、自分の強みが分からない、企業にどこまで配慮をお願いしていいか迷うなど、準備を一人で行うことに難しさがあったり、それによって就活へのハードルを高く感じて動けなくなってしまったりすることがあります。そこでダイバーシティ就活では、学生が大学等の支援者(キャリアセンターや学生支援の担当者など)のサポートを受けながら就活に向けた準備を行うとともに、その学生のことを分かっている支援者の方から紹介文を用意していただきます。そうすることにより、就活に対するハードルを下げ、適切な準備ができるようになります。
また、企業側も本人の強みや配慮事項を客観的な視点からも知ることができ、本人に合う仕事や勤務時の配慮を検討しやすくなります。

過去の取り組みと成果

■みんなでサポート就活

みんなでサポート就活
 
「みんなでサポート就活」とは、これまで就活に取り組んできたけれど上手くいかなかった人、卒論・修論などを提出してから就活しようと決めていた人など、年度内になるべく内定を取りたい、と願う卒業回生の学生向けに企画した就職マッチングイベントです。大学など高等教育機関の支援者や、行政の支援関連機関、地域の就労移行支援事業所など、産官学が協力・連携して実施しました。
2019年2月、一般雇用と障害者雇用(職種は事務系とIT系)の3回に分けてイベントを実施した結果、企業17社、大学22校(短大・大学院含)から34名の学生が参加しました。うち11名が参加企業に内定し、そのうち3名が専門職(主にプログラマー職)で採用されました。

■ダイバーシティ就活 for IT技術系障害学生(2019年8月)

ダイバーシティ就活 for IT
 
IT・技術など専門性を生かして働きたい障害学生と、パナソニックやオムロングループなどIT・技術系職種の障害者雇用を行う企業との就職マッチング交流会を、2019年8月、立命館大学大阪いばらきキャンパスで開催しました。エンカレッジと立命館大学が共催し、京都大学など関西圏7大学の協力を得て、大学横断型で実施しています。従来の就職活動では専門性を活かして働く機会が少なかった精神・発達障害のある学生を中心に、6大学9名の学生と企業5社が参加しました。

今後の予定と展開

今後の予定と展開
 
「ダイバーシティ就活」では、今後さまざまなマッチングの機会を創っていきます。直近では、コミュニケーションの苦手さなどから就職活動に困りごとを抱えている学生や留年・休学経験のある学生などが参加できるIT・技術系職種でのマッチングイベントを企画しています(2019年11月末)。
また、エリアも関西の枠を超えて、関東や東海にも広がっており、2019年度中に東名阪でイベントを実施する予定です。
✅ 関西
2019年11月 一般雇用でのIT・技術系職種のマッチング会(障害の有無問わず)
2020年2~3月 障害学生のマッチング会(職種問わず)
✅ 関東
2020年2~3月 障害学生のマッチング会(職種問わず)
2020年2~3月 一般雇用でのIT・技術系職種のマッチング会(障害の有無問わず)
✅ 東海
2020年2~3月 障害学生のマッチング会(職種問わず)
上記のようなリアルなマッチングの機会に加え、伴走型ジョブマッチング・プラットフォームのBoosterキャリアを活用したWeb上での個別のマッチングも生まれるように取り組んでいきます。
このように複数のマッチングの機会を用意しておくことで、残念ながら一度のイベントではマッチングしなかった学生にとっても、次につながるチャンスを得られると考えています。
さらに、将来的には、IT・技術系職種以外のクリエイティブ職など他の専門分野・職種への展開や、LGBTの学生、留学生、難病の学生など、就活への困難さを抱えたさまざまな学生にも裾野を広げていきます。

ご参加の流れ

■大学・学生の皆さま

お問い合わせ
参加申込
プロフィール作成(*1)
イベント参加or
個別マッチング
(*1)学生の方は、大学や支援機関等の支援が必要になります。

■企業の皆さま

お問い合わせ
参加申込
企業情報
求人情報作成
イベント参加or
個別マッチング
※ご参加にあたっては、伴走型ジョブマッチングプラットフォーム「Boosterキャリア」を活用します。

お問い合わせ先

 本プロジェクトにご興味をお持ちいただいた方は、お気軽にご連絡ください。
▶ 株式会社エンカレッジ [担当:窪、山本、喜多]
▶ 住所:大阪市西区新町1-4-26ニッケ四ツ橋ビル2階
▶ 電話:06-6535-8584 
▶ FAX:06-6535-8516
▶ mail:encourage@en-c.jp