創立7周年のご挨拶と次の一年に向けた3つのキーワード

新型コロナウイルスの影響を受けておられる皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。
一刻も早く感染症拡大が終息を迎え、全ての国の人々の生活が平常に戻ることを祈念しております。

さて、7/25は当社の設立記念日です。2013年の設立から、あっという間に7年が経過しました。
いつも、支えて頂いている皆様に改めて感謝申し上げます。

この1年で検討していたことの中で、実現できたこともあるものの、コロナの影響で継続が難しくなってしまったこともあります。
中でも、障害者手帳の有無に関わらず、学生の強みも弱みもオープンにし、学生のことをよく知った上で採用に至る「ダイバーシティ就活」は、一旦保留する形になりました(将来的にはまだ諦めていませんが)。
力を注いできた取り組みだけに大変残念ではあります。とはいえ、前に向かっていかないといけないですよね。

この数ヶ月は、「今できること」に目を向けて取り組んできました。
上手くいったこと、いかなかったこと、色々ありますが、次の1年は「本当に残していけるものは何か」を模索する年になりそうです。

次の1年に向け、私たちが特に注力したいことを【3つのキーワード】で整理しておきたいと思います。

1)目の前の就職にこだわる

障害者雇用に限りませんが、4~5月は多くの企業さんで採用活動がストップしました。この状況がいつまで続くんだろう?と不安もありましたが、有難いことに、6月からはまた多くの企業さんで採用活動が動き出した感があります。

とはいえ、昨今の情勢を見ていると、またいつストップすることになるか分かりません。
就労移行支援の現場では、今動けるうちに、障害のある方と企業をつなぎ、一人でも多くの障害のある方の活躍を応援していきたいと考えています。

2)「今必要とされること」を考えて実現する

目の前の新卒採用において、21年3月卒業の学生が応募できる障害者雇用求人が少なくなっています。また、大学構内に入れないため、大学の就職・キャリア支援が受けられない学生も多くいます。

また、22年3月以降卒の学生さんに関しては、採用の縮小だけでなく、インターンシップの受入企業不足により、キャリアについて考える機会が減少しています。

そういった学生さんに向けて、安心して就活準備を進められ、企業と出会える機会を創りたいという想いから「家でも就活オンライン for 障害学生」に取り組んでいます。
直近では、21年3月卒の学生向けに、8/7(金)にオンラインで企業と出会えるイベントを行います【参加学生 募集中です!】。さらに、今後も継続して学生と企業との出会いの場を創っていく予定です。

併せて、オンライン上で、大学が学生の伴走支援を行うICTツールを活用しながら、学内外連携で学生の就活を支援する仕組みも整備していきます。

3)「障害者雇用」からの脱皮

私たちがずっとこだわり続けていることですが、仕事を行う上では、障害者手帳があるから働くのが大変で、障害者手帳がないから働くのが大変ではない、といった画一的なものではありません。
障害者手帳があろうがなかろうが、苦手なこともあれば、困りごとがある人がいます。

しかし、公的な制度を活用した支援は、障害者手帳がなければ受けられないことも多々あります。
昨年は、ダイバーシティ就活の中で、手帳があろうがなかろうが、強みも弱みもオープンにして企業とマッチングする企画を実現してきました。

今年は、就活の前段階で、そういった学生がオンラインで職業について学んだり、自分の得意・苦手を知ることができる仕組みを提供する準備を進めています。
正式には9月頃にスタート予定ですが、具体的にお知らせできる段階になれば、皆さまにも詳細をご案内したいと思います。
オンラインしごと体験(9月リリース予定)
今年度も、これらの取り組みを通じて、一人でも多くの働きづらさを抱える方のお役に立てるよう尽力して参ります。
変わらずご指導ご協力のほど、よろしくお願い致します!
社長の独り言