梅雨の真っ只中ではありますが、梅雨らしい長雨とはならず。緊急事態宣言は解除されましたが、まん延防止・・・なんとかやらは7月11日まで続き、あまり解除された…という感覚は乏しいですね。
TVを見ていると、街中では若い人がお酒を飲んではしゃいでいたりと、解放されたい気持ちもわからなくはないですが、ここで感染してしまっては元も子もない…とブレーキがかかる私です。
早く希望するすべての人にワクチンが行き渡る状態になるといいですね。
TVを見ていると、街中では若い人がお酒を飲んではしゃいでいたりと、解放されたい気持ちもわからなくはないですが、ここで感染してしまっては元も子もない…とブレーキがかかる私です。
早く希望するすべての人にワクチンが行き渡る状態になるといいですね。
さて、6月になり大学生の就職活動もピークを超える中、下記のようなご相談をいただきました。
お悩み相談Case.8
<お悩み>
一般の就活で頑張っている発達障害のある娘がいます。しかしながら、一般枠の就活に疲弊しており、辛そうです…。
親としては、障害者雇用の道もあるのではないかと思っているのですが、本人はまったくそのようなイメージを持てていないようです…。
そのような時、親はどのように声を掛けてあげたり、サポートをすればいいのでしょうか。
親としては、障害者雇用の道もあるのではないかと思っているのですが、本人はまったくそのようなイメージを持てていないようです…。
そのような時、親はどのように声を掛けてあげたり、サポートをすればいいのでしょうか。
<あっこ先生の回答>
ご質問、ありがとうございます。一生懸命に就活を頑張ってこられたんですね。
しかし、現状、疲れていらっしゃるご様子を見ると、ご家族としてはご心配ですよね。
そもそも就活は、誰にとってもストレスが高いものです。一人でやっていると客観的な基準や目安が分かりづらく、これでいいか不安に陥りやすい方も多いです。
また、普段とは違う場面や状況の中で立ち振る舞う必要もあり、緊張が伴います。さらに、自分のことを上手にアピールすることが求められる訳ですから、多方面での対策や準備が必要になってきます。
ですので、定期的に他者の視点で助言やアドバイスをもらうことや、時々立ち止まって現状を整理をしながら、就活を進めていくことが誰にとっても望ましいように思います。
しかし、現状、疲れていらっしゃるご様子を見ると、ご家族としてはご心配ですよね。
そもそも就活は、誰にとってもストレスが高いものです。一人でやっていると客観的な基準や目安が分かりづらく、これでいいか不安に陥りやすい方も多いです。
また、普段とは違う場面や状況の中で立ち振る舞う必要もあり、緊張が伴います。さらに、自分のことを上手にアピールすることが求められる訳ですから、多方面での対策や準備が必要になってきます。
ですので、定期的に他者の視点で助言やアドバイスをもらうことや、時々立ち止まって現状を整理をしながら、就活を進めていくことが誰にとっても望ましいように思います。
■発達障害や苦手さのある方が就活で活用できる資源やサービス
今回のご相談のケースでいうと、今困っておられるタイミングで、まずは身近なところへ相談に行かれることをお勧めします。一番身近で活用できるのは、所属する大学のキャリアセンターや就職課です。
現状の困りごとを具体的に伝え、この先の就活の進め方や選択肢について、相談をしてみてください。ご本人や大学の状況によると思いますが、必要に応じて、ご家族も一緒に相談できる方がよいかもしれません。
大学によって、このキャリアセンターや就職課が持つ情報に多少差はあるかもしれませんが、これまでの学内の支援実績や、障害者雇用の場合に利用できるエージェントサービスや支援機関の情報を得られるでしょう。
地域によって差はありますが、今からでも使える学生さん向けのサービスや資源もあります。それらを活用していくのも1つですし、どのような支援機関でどのような支援が受けられるのかを知っておくことも、この先の安心につながるでしょう。
大学外の支援機関としては、新卒応援ハローワークがあります。名前の通り、卒業年次の大学生から第2新卒の方を対象に支援をしている機関です。障害者雇用の選択する場合は、卒業学年の12月からハローワークの専門援助部門(障害のある方の専門の窓口)を活用することも可能です。
地域やその支援機関のできる範囲にもよりますが、就労支援センターや就労移行支援事業所でも相談にのってくれる機関はあります。
現状の困りごとを具体的に伝え、この先の就活の進め方や選択肢について、相談をしてみてください。ご本人や大学の状況によると思いますが、必要に応じて、ご家族も一緒に相談できる方がよいかもしれません。
大学によって、このキャリアセンターや就職課が持つ情報に多少差はあるかもしれませんが、これまでの学内の支援実績や、障害者雇用の場合に利用できるエージェントサービスや支援機関の情報を得られるでしょう。
地域によって差はありますが、今からでも使える学生さん向けのサービスや資源もあります。それらを活用していくのも1つですし、どのような支援機関でどのような支援が受けられるのかを知っておくことも、この先の安心につながるでしょう。
大学外の支援機関としては、新卒応援ハローワークがあります。名前の通り、卒業年次の大学生から第2新卒の方を対象に支援をしている機関です。障害者雇用の選択する場合は、卒業学年の12月からハローワークの専門援助部門(障害のある方の専門の窓口)を活用することも可能です。
地域やその支援機関のできる範囲にもよりますが、就労支援センターや就労移行支援事業所でも相談にのってくれる機関はあります。
■本人の立場にたって、整理してみると
一方で、娘さんの立場にたつと2つのことが言えると思います。
1つ目は、就活に疲れているということは、何かしら無理をしていたり、難しいことに挑戦し続けている状態なのだろうと推察します。疲れている要因や、困りごとは何かをリスト化してみるとよいでしょう。
相談にのる方も、何に困っているのかが明確である方が、次への提案や解決策を導きやすくなります。
特に、発達特性による苦手さを踏まえると、エントリーシートやガクチカが書けない、あるいは合同説明会等に参加しても次、どう動いていいかがわからないなど、相手や企業が期待することの意図や目的が読めずうまくいってないことがあります。
また、自分の考えや想いを言語化すること自体が難しい場合もあります。そのような場合の対策について、専門的な支援機関であれば、困りごとに応じて検討し、サポートすることが可能です。
1つ目は、就活に疲れているということは、何かしら無理をしていたり、難しいことに挑戦し続けている状態なのだろうと推察します。疲れている要因や、困りごとは何かをリスト化してみるとよいでしょう。
相談にのる方も、何に困っているのかが明確である方が、次への提案や解決策を導きやすくなります。
特に、発達特性による苦手さを踏まえると、エントリーシートやガクチカが書けない、あるいは合同説明会等に参加しても次、どう動いていいかがわからないなど、相手や企業が期待することの意図や目的が読めずうまくいってないことがあります。
また、自分の考えや想いを言語化すること自体が難しい場合もあります。そのような場合の対策について、専門的な支援機関であれば、困りごとに応じて検討し、サポートすることが可能です。
2つ目は、「就活」=「一般枠での就活」が当たり前であって、その他の選択肢が見えないし、わからないという可能性もあります。
前回のお悩み相談室でも記載しましたが、一人で頑張る場合と第3者に伴走してもらう場合の違いを知ることや、前述のように何に困っているかが明らかになることで、次の一手や方向性が見えてきます。
前回のお悩み相談室でも記載しましたが、一人で頑張る場合と第3者に伴走してもらう場合の違いを知ることや、前述のように何に困っているかが明らかになることで、次の一手や方向性が見えてきます。
また、私たちエンカレッジでも、就活中の学生さんの相談窓口である「エンキャリア」で定期的な面談をしながら就活をサポートすることや、
「家でも就活オンライン」のように、新卒で障害者雇用での就職を目指す就活対策の講座やマッチングサービスもありますので、ぜひご活用いただければ幸いです。
■まとめ
就活でつらい状況の時、一番身近なご家族が支えになるのは、言うまでもありません。現状の就活の困りごとを、まずはじっくり聞いてあげてください。
「最近疲れてそうやけど、大丈夫?困ってない?」など、時間のとれるときに、語り掛けてあげてください。(お互い余裕のある時間帯に)まずは、子どもさんの話を聞くに徹し、子どもさんが何に困っていて、悩んでいるのかを明らかにしていきましょう。(ここでご家族にお願いです。この時、くれぐれもすぐに説教してしまったり、親の感覚でこうではない、ああではない、と言わないことが大切です。)客観的に困りごとを明確にした上で、一番進めやすそうな選択肢を示し、一緒に相談に行ってみようと促してあげてください。(家族同士だとどうしても感情的になりがちですが、今はしんどい思いをされている娘さんを思い、「聞くこと」に重きをおいてみてくださいね。)
「最近疲れてそうやけど、大丈夫?困ってない?」など、時間のとれるときに、語り掛けてあげてください。(お互い余裕のある時間帯に)まずは、子どもさんの話を聞くに徹し、子どもさんが何に困っていて、悩んでいるのかを明らかにしていきましょう。(ここでご家族にお願いです。この時、くれぐれもすぐに説教してしまったり、親の感覚でこうではない、ああではない、と言わないことが大切です。)客観的に困りごとを明確にした上で、一番進めやすそうな選択肢を示し、一緒に相談に行ってみようと促してあげてください。(家族同士だとどうしても感情的になりがちですが、今はしんどい思いをされている娘さんを思い、「聞くこと」に重きをおいてみてくださいね。)
今回の「あっこ先生のお悩み相談室」はいかがでしたか?
この企画では、読者の皆さまからのお悩み・ご相談を募集します!発達障害のあるお子さんの特性について、就職や転職、障害者雇用のこと、生活スキルや余暇の過ごし方についてなど、何でもOKです。
ご家族の皆さまからいただいたお悩みに、あっこ先生がお答えしていきますので、どしどしお寄せください◎
この企画では、読者の皆さまからのお悩み・ご相談を募集します!発達障害のあるお子さんの特性について、就職や転職、障害者雇用のこと、生活スキルや余暇の過ごし方についてなど、何でもOKです。
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宛先:mailmagazine@en-c.jp(メルマガ担当 宛)
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皆さまからのご相談、お待ちしております!
(※個人情報は伏せた形で掲載させていただきます)
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