最終回 インターンでの学び・気づきを総まとめ!

皆さんこんにちは!インターン生の能澤です。
突然なのですが、、、エンカレッジでのインターンは2月3日をもって終えさせていただくことになりました。実を言うとこれは、昨年(2019年)の11月頃から想定していたことで、理由としては、エンカレッジに参加させてもらう前に応募していたJICAのインターンに合格したので、2月の半ばから1ヶ月間ほどセルビアでのインターンに参加するためです。ちなみにそれも、「障害者」がテーマのインターンです。
ということで、私が書く最後の記事では、エンカレッジでのインターンの総振り返りと学んだこと、今後の抱負などを書いていきたいと思います!

エンカレッジでの挑戦記録

まずは、私がエンカレッジで挑戦してきたことを時系列に沿って羅列してみます。
🗓 2019年10月
▶ 就労移行支援の現場実習(エンカレッジ京都三条にて)
▶ 経営管理部でエンカレッジのことを学ぶ
▶ ビジネスマナーに関して学ぶ
▶ 様々な打ち合わせに同行(1月まで)
▶ インターンブログ執筆(2月まで継続)
🗓 2019年11月
▶ 様々なイベントに参加(インターンシップ報告会、はじめるcafé!、Beyond Careerユーザーテスト会など)
▶ ダイバーシティ就活マッチング会の準備と参加
🗓 2019年12月
▶ 理系就活調査
▶ 見込み客開拓調査
▶ 新サービスのストーリー作成
▶ 大学支援グループの来年度の事業計画ミーティングに参加
🗓 2020年1月
▶ 新規事業立ち上げに参加
▶ To Be就活のパンフレットのコンテンツ作成
▶ To Be就活のLPのコンテンツ作成
🗓 2020年2月
▶ 最終のまとめと報告会
挑戦したことや携わった業務に関しての細かい内容は、過去のインターンブログに詳しく書いているので、気になる方はそちらを読んでいただければと思います。
今こうして改めて振り返ってみると、短い間に本当に色々なことを経験し、挑戦させてもらったなと改めて感じます。はじめは、就労移行支援の現場を実際に見学し、その後は社外の活動によく同行させてもらいました。そこでは、様々な人や会社が、それぞれの役割を持って一つの事業に関わっているということを学び、「世界は誰かの仕事でできている」を実感しました。そのような経験を経て、エンカレッジでのインターンを通して自分が取り組みたい事業や課題意識などが徐々に明確になっていきました。
その後、インターン事業で私が何をしたいかを話し合う場を設けてもらい、そこで、調査関連の業務に取り組みたいと手を挙げました。そして、2019年12月からは理系就活調査から始まり、結果的には新規事業の立ち上げや新しいサービスのパンフレットのコンテンツ作成まで関わらせてもらうようになりました。
また、このインターンブログに関しても、自らの提案から始まり、インターンブログvol.1から8まで、約28,000字を書きました。一つのインターンでこれだけ多様な経験を積むことができ、自分の課題意識に取り組むチャンスを与えてもらえるものは、他にはないのでは、と思います。
インターン報告会
 
🔼 インターン報告会でこれまでの取り組みや学び・気づき、今後の抱負を発表しました

インターンを通じて得たもの

エンカレッジでのインターンを通しての気づきや学びは細かく挙げればキリがないのですが、ここでは3つの大きな収穫に関して書いていきます。
まず一つ目は、「キャリアに対する価値観の更新」です。
これは、自己分析がすごく深まったとも言い換えられるかもしれません。一番大きな変化でいうと、インターン前は、民間企業はビジネスをしていて利益至上主義的なイメージがあったので、社会貢献性と公共性の高い仕事ができる政府や国際機関などの公的機関で働くことに強い憧れを抱いていました。その憧れは今でも持っているのですが、今は以前に比べると格段に民間企業への就職にも興味を持つようになりました。
これは、民間企業であるエンカレッジでの事業を見ていたり、他の企業さんとの打ち合わせに同行させてもらったりする中で、民間企業で働いている人たちが自社の製品やサービスを通じて、本気で世界を良くしようとしている姿を見ることができたからです。当たり前ですが、民間企業も社会に貢献しているからこそ成り立っていて、そういう意味で、民間企業で働いたとしても自分が社会の役に立っていると感じることができるだろうと今は思います。
さらに、私の関心領域である国際協力においては、公的な支援などに比べて、現地でビジネスを作る方が実は、即効性があり持続可能性が高いのではないか、といったアイデアも得ることができました。他にも、民間企業の場合は、公的機関と違って生存競争があるので、他との差別化戦略を考えることも面白そうだなと思いました。
また、その他の価値観の更新では、「年齢に関係なく、フラットに議論できる雰囲気がいい」や「何か新しいものを一から作り上げるのは楽しい」など、働くうえでの自分の好みがなんとなく分かったのも貴重な気づきでした。
二つ目は、「働き方を多様化させた先にある可能性」に気づけたということです。
インターン前は、人が働くということに関して、「障害者雇用」か「一般雇用」という括りでしか認識していませんでした。それが、就労移行支援の現場での実習を通して、障害者雇用の中での多様性を考えることができるようになりました(これに関しては、インターンブログVol.2に詳しく書いています)。
そして、さらに新規事業を進めていく中で、考えはさらに深まり、「障害者雇用」と「一般雇用」という枠を超えて多様性を考えるようになりました。現在の社会では、ある一定の「こう働くべき」という型のようなものがあり、その型に人が「生き方」を合わせにいっているような感じだと思います。
例えば、育児と仕事の両立が難しいと言われるのも、このような柔軟性に欠ける「型」が原因ではと思います。なので、多くの人にとって、働く型に合わない場合は生き方を変えるか、そこの型で働くのを諦めるしかの二択しかありません。それは例えば、障害のある人や子育て中のお母さん、転勤したくない人、副業したい人などであったりします。そんな中、生き方を変えるのではなく、働く型の方にもっと柔軟性を持たせていこうとする現代社会の流れがあることも、インターンを通じて学びました。
そして、このような学びから、働き方を考えることは生き方を考えることでもあると気づき、もともとの関心分野であった障害のある人たちのキャリアだけでなく、自分自身を含め、人々の働き方を多様化させた社会にある可能性を考えることに興味を持てるようになったことも大きな変化です。
三つ目の収穫は、「社会人として働く」というイメージがより鮮明になったことです。
インターン前は、正直働くことへのイメージがほぼ皆無でした。これは、社会人経験のない学生の多くが思っていることではないかと思います。会社で働くというと、パソコンを使って何かしているくらいの曖昧なイメージしかなく、社会人として働くという未知の世界に対して、「しっかりやっていけるのだろうか」という不安もずっと持っていました。しかし、色々な打ち合わせに同行したり、エンカレッジで様々な業務に携わっていったりするうちに、「社会人として働くってこんな感じか!」とイメージすることができるようになりました。
社会に出る前に、実際に行われている業務を見たり、経験させてもらったりしたので、社会人として働くことへの不安は、今はもうほとんどありません。むしろ今は、将来働くことを楽しみにさえ感じています。正直これまでは働くことに対する不安からか、ずっと学生でいたいと思っていました。(笑)しかし、インターンを終えた今は、働くことはもう「未知な存在」ではなく、働くことで社会に貢献し、世界を変えうると知っているので、自分がこれだ!と思うものを見つけて、それに全力で取り組む大人になりたいと思っています。
インターン修了後の懇親会
 
🔼 インターン修了後の懇親会にて。色紙と名刺入れをプレゼントしていただきました!

これからの人生プラン

エンカレッジでのインターンはもともと、日本の障害者支援の現状を少しでも学ぼうと思い、参加させてもらいました。障害者支援の現状を学ぶことはもちろんできたのですが、それ以上にマーケティングや人事、広報など様々な領域に関連する業務を経験でき、非常に貴重な学びとなりました。
今後の直近の予定としては、まずセルビアで障害者支援に関連するインターンに参加します。具体的には、途上国で障害のある人たちが置かれている現状を実際に調査したいと思っています。そして、秋頃からはイギリスの大学院へ進学し、国際協力の分野に携わるために開発学と貧困を専門として学び、キャリアに直結する知識を身につけたいと思っています。
ただ、その後の進路は、今まで思い描いていたものから少し変化していく可能性もあるなぁという感じです。前述したように、働くということに関しての価値観がインターンを通じて大きく変わりました。特に、大学院卒業後に考えていた就職先としては、国際協力や障害者支援に直接携われるものを考えていましたが、今はビジネスを含め、様々な分野に興味が出てきているので、インターンで得た知識や感覚を自分の中でもっと消化していく必要があるなと思っています。
ただ、自分の人生において達成したい目標である「生まれた国や障害の有無に関わらず、その人が自身の可能性や未来を創造できるチャンスのある社会にしたい」という想いは変わらず自分の中にあるので、「障害者支援」と「国際協力」の間でキャリアを築いていき、その間の架け橋的な存在になりたいと思っています。

このブログを読んでいる皆さんへ

私自身、1ヶ月以上のインターンを経験するのは初めてだったので、始める前は不安だらけでした。何をやっていくのかの想像もつかず、自信もあまりなかったので、本当にやっていけるかなと思っていました。しかし、エンカレッジの社員さんの温かい雰囲気や何でも挑戦させてもらえる自由な環境があり、楽しみながら様々なことにチャレンジすることができたと思います。また、社長の窪さんや前職で人事の経験がある社員さんにキャリアや就活に関する相談ができたのは、とても大きな副産物でした。(笑)
エンカレッジのインターンでどんなことをやっているのかを外に発信しようと思って始めたこのブログも、もう終わりを迎えようとしています。ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。このブログを読んでいる人で、過去の私と同じように、エンカレッジでのインターンに迷っている人がいれば、このブログでそんな人たちの背中を押すことができればと思っています。エンカレッジの皆さんは本当に優しい人たちばかりなので、迷っているなら絶対に飛び込んでみるべきだと思います。(笑)
最後に、エンカレッジの皆さん、短い間でしたが、本当にありがとうございました。世界は狭いので、また何かしらの形でつながることが必ずあると思います。これからもよろしくお願い致します!
集合写真
 
🔼 インターン報告会後の集合写真です

📒 インターン生募集

エンカレッジでは、一緒に新規事業にチャレンジしてくれるインターン生を募集しています!ソーシャルビジネスに関わりたい方、社会課題の解決につながる新しい事業に一から取り組みたい方、新規事業の立ち上げや事業企画・マーケティングについて学びたい方など大歓迎です◎関西はもちろん、関東の学生さんもご参加いただけます。
皆さんからのご応募お待ちしております!