発達障害のある方の就労移行支援~特性を理解して就職活動を成功させよう~

🟩 発達障害と就職支援ガイド:発達障害のある方が就職活動に使えるサポート
発達障害のある方にとって、就職活動はさまざまな課題と向き合う場です。
自分の特性を理解し、適切な支援を受けることで、強みを発揮しながら社会で活躍することができます。
このページでは、発達障害のある方が直面する就職活動の困難さや、エンカレッジの就労移行支援で行っているプログラムやサポートについて詳しく説明します
発達障害と就職活動
 
📗 目次

1⃣ 発達障害と就職活動の難しさ

発達障害と就職活動の難しさ
 
発達障害のある方にとって、就職活動は課題に直面する場面が多くあります。
例えば自分自身について言語化する「自己分析」、合同説明会などに参加するための「スケジュール管理」、面接での「コミュニケーション」など、学校での勉強とは違ったスキルが求められます。
また、自分の特性を理解し、必要な工夫・対策をもっておくことも、社会の中で働いていくためには必要なことです。
さらには学業との両立が難しかったり、生活面での課題も抱えている方も少なくありません。
そんな時に自分1人で抱え込まず、就職活動や生活における適切な支援を受けることで、社会にでる1歩を踏み出すことができます。
発達障害のある方が使える福祉サービスの1つに「就労移行支援」があります。

2⃣ 就労移行支援とは?

就労移行支援は、障害のある方が一般企業での就職を目指し、必要なスキルや知識を習得するための福祉サービスです。
厚生労働省により定められた就労移行支援サービスを受けることができる対象者は以下の通りです。
・18歳以上65歳未満の方で企業等への就労が見込まれる方
・身体障害・発達障害・知的障害・精神障害・指定難病のある方(※医師の診断書・通院証明書があれば障害者手帳を持っていなくても利用可能となるケースがあります。)
利用期間は2年間となっており、学校のように通いながら就職に向けたサポートを受けることができます。
就労移行支援について
 
(出典)厚生労働省,2016,「就労移行支援について」(参照 2024/12/05)

3⃣ 当事業所が提供する具体的なサポート内容

エンカレッジでは、発達障害のある方に特化した就労支援プログラムを提供しています。
様々な経験を通じて社会に出て働く自信をつけたり、自己理解を深めながら、就職活動を行います。
一人ひとりに担当スタッフついて丁寧にサポートするので、安心して進めることができるのも特徴です。

▪プログラム

<講座>
講座1
講座2
 
「ビジネスマナー講座」「自己理解講座」など、就職活動や生活に役立つ講座が20種類以上あります。
ペアワーク・グループワークもあり、他者とのコミュニケーションについても練習することができます。
<オフィスワーク>
オフィスワーク1
オフィスワーク2
 
実際の職場で必要なスキルを身につけるための練習をします。パソコンのスキル・文章作成のスキルをはじめ、報告・連絡・相談など、働く上で必要なコミュニケーションについてもスタッフを相手に実践して身に着けることができます。

▪面談

面談1
面談2
 
週に1度担当のスタッフと面談の時間があります。
就職活動の不安や悩みをはじめ、どんなことを話しても良い時間です。「誰かに相談する練習」をすることができます。

▪面接練習・履歴書作成

面接練習・履歴書作成1
面接練習・履歴書作成2
 
面接に向けてスタッフを相手に模擬面接をし、自己PRや質疑応答の練習を行います。
履歴書や職務経歴書の書き方についても丁寧にサポートします。

▪企業見学・職場実習

企業見学・職場実習1
企業見学・職場実習2
企業へ見学に行き、実際の仕事や職場を自分の目で見て知ることができます。
また、職場体験をして仕事の内容や職場の雰囲気を体験することで、自分に合う仕事や就職のイメージを深めます。

▪定着支援サービス

定着支援サービス1
定着支援サービス2
就職した後の困りごとや不安についても、月に1回の職場訪問や面談を実施します。長く・安定した就労を目指してサポートを行います。
エンカレッジでは就職後のフォローも丁寧に行っているため、入社半年後の定着率は93.7%です。

4⃣ 就労移行支援を利用して就職が決まった利用者の声

就職が決まった利用者の声(20代・男性)
【性別・年代】男性・20代前半
【障害種別】自閉スペクトラム症
【利用者の声】
私自身人と話すことが苦手で、ずっとコミュニケーション面で成長できているか不安になっていましたが、少しでも自分から意見を出したり、自分の状態や「つもり」を言葉に出す練習をすることを心掛けたことで、エンカレッジに入ってとても成長したと思います。
 
就職が決まった利用者の声(20代・女性)
【性別・年代】女性・20代前半
【障害種別】自閉スペクトラム症、双極性障害Ⅱ型
【利用者の声】
スタッフから、注意を穏やかに受けることはあっても怒られたり不機嫌に接されたりすることがなかったため、業務訓練に関わる報連相を安心して行う癖ができただけでなく、自分の意見・気持ちを率直に伝えることもできました。
 

5⃣ エンカレッジの就労移行支援のご利用の流れ

就労移行支援のご利用の流れ
 
1ステップずつ丁寧に進めます。
申請にはお住まいの市区町村での手続きもありますが、エンカレッジがサポートしますのでご安心ください。

6⃣ 説明会や個別見学について

説明会や個別見学について
 
エンカレッジでは、毎月説明会を開催しております。
日程が合わない場合は個別での調整も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
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✅エンカレッジの就労移行支援事業所詳細
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🖊 本記事の監修者
就労移行支援事業所
エンカレッジ京都
 
所長 桶谷 汐李
ジョブコーチ
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