【レポート】成人発達障害支援学会に参加してきました!

9月7日(土)~8日(日)にかけて「成人発達障害支援学会」が開催されました。
本学会に参加してきましたので、レポート記事を書きたいと思います。

成人発達障害支援学会とは

成人発達障害支援学会は、年に1回開催されている、成人の発達障害支援に携わる人を中心とした学会で、基調講演やシンポジウム、発達障害専門プログラムのワークショップやポスター演題、など、2日間にわたってさまざまな企画がある、学術大会です。
医療機関の方、福祉事業所の方、研究機関の方、子どもの支援をしている方も成人の方の支援をしている方も、ピアサポーターの方や当事者の方まで、幅広い属性の参加者400名以上が集う学会でした。
ライフステージに応じた支援の話、親なき後の話、発達障害の病態理解という観点でゲノムや分子レベルから発達障害を理解する、といった内容まで、テーマも幅広く、盛りだくさんでした。

成人発達障害支援学会参加レポート

第11回目となる今回は、大阪大会ということで、エンカレッジのencourage doors 北浜からもスタッフが複数参加させていただき、encourage doorsの取り組みをポスター演題にて発表したり、発達障害専門プログラムのワークショップに参加してきました。
ポスター演題では、「発達障害のある人を対象とした自立訓練(生活訓練)事業所の取り組み」と題して、主任の葛野が発表しました。
ポスター演題での発表
 
また、「発達障害専門プログラム」のワークショップにエンカレッジのencourage doorsスタッフが2名参加し、修了証をいただきました。
修了証
 
この発達障害専門プログラムは、昭和大学発達障害医療研究所・昭和大学附属烏山病院によって作成・開発された、発達障害のある方に向けて、心理的・社会的側面からアプローチをしていくためのプログラムで、主に精神科のデイケア・ショートケア内で実施され、診療報酬の対象にもなっているものです。
「コミュニケーションプログラム」「心理教育」「ディスカッションプログラム」から構成されていて、コミュニケーションの知識だけでなく、相手に与える印象や、それによる円滑な人間関係について学んだり、お互いに意見交換をすることで、新たな視点を得たり、共感したりしながら、社会生活を送るうえで役に立つ知識・スキルを身につけていくことができます。
「仲間と学ぶ」「互いに学び合う」ことを大切にしているencourage doorsでも、この専門プログラムを基にした講座を実施しています。
先に書いたとおり、2日間、幅広いテーマでの講演、シンポジウム等がありました。
参加したスタッフ一同、こうした学会だからこそ学べることをインプットしてまいりました。
今回の学会で学んだことを、しっかりと支援の現場で生かしていきたいと思います!