【講座の様子】企業研究講座「会社に貢献するということをみんなで考えよう!」

3月の企業研究講座は、株式会社LIXIL Advanced Showroom 鈴木様 八重樫様にお越しいただきました。
今回は「会社に貢献するということをみんなで考えよう!」というテーマで、目の前で自分がやっているお仕事は会社の理念や方針とどのようにつながっているかについてお話いただき、企業や業務への理解を深めていきました。

株式会社LIXIL Advanced Showroomを知る

はじめに会社説明をしていただきました。
複数の会社が共同で会社を設立するに至る経緯からご説明いただき、なぜこの会社が立ち上がったのかを知ることができました。
ホームページの情報では、どの会社が共同で設立したかの情報を知ることはできますが、どのようなことを考えて、どのような想いで設立するか知れるのはこうして直接お話をしていただけるからこその醍醐味です。
「会社名を聞いたことがある方」という問いでは、多くの人が手を挙げていました。
しかし、いざ自分の家は何のメーカーを使用しているかまでは意識していなかったという気づきでもありました。
企業を知ることで、日常生活の中でも意識するようになります。
そこから、自分の興味も広がっていくかもしれません。
株式会社LIXIL Advanced Showroomを知る
 

障害者雇用の取り組み

次に、障害者雇用の取り組みについてのお話がありました。
取り組み開始時から現在に至るまでの変化についてもお話いただきました。
障害者雇用の部門の呼び名「YOurS」の誕生秘話やロゴの隠れSmileについてなど、興味深いお話や社内での変化や影響についてのお話がありました。
入社後のサポート体制については、日報でのコミュニケーションや面談、保健師との面談などのご紹介もありました。
特にエンカレッジに通所されるみなさんにとっても馴染み深かったことは、日報の記入です。
日報の記入ポイントとして
  • 端的で相手にわかりやすい内容
  • 漏れのない情報共有
  • 体調や悩み、質問、疑問点の共有
  • 業務以外でも生活や自身のことについての共有
を整理して言語化して伝えられることが大切とのお話でした。
エンカレッジでも毎日ファイルがあり、午前と午後の活動の振り返りや面談で相談したいことを記入する項目があります。
言語化して相手にわかりやすく伝える練習がとても重要であること、それが働いた後にも必要であることの繋がりができたように思います。
業務のコミュニケーションツールとしてメールやチャットも多くなってきていますので、毎日ファイルの記入内容をこれから意識していきたいですね。
スタッフからも書き方、伝え方のアドバイスをしていきたいと思います。
入社後のサポート体制
 

求める人物像

次に、LIXIL Advanced Showroomさんでの求める人物像についてのお話がありました。
求める人物像を知ると、誰もが自分には足りていない部分ばかりで応募は無理じゃないかと自信を無くすことがあるのではないでしょうか。
求める人物像
 
前提として、「求める人物」は理想の状態なので高めに設定されているということでした。
ですので、今の時点で完璧にその状態であるかということではなく、求める人物像を一緒に目指していけるか、目指したいという姿勢があるかが重要だというお話がありました。
また、その人物像になれないとダメということもない、という言葉にも励まされました。理想像に完璧になれる人は恐らくいないのではないでしょうか。
あくまでも大切なのは、求める人物像に向けて努力していく姿勢を持ち続けられるかが大切なことでした。

企業の考え方・データの分析・活用方法

最後に、企業の考え方とデータの分析、活用方法についてのお話をしていただきました。
まず、これから働く上で目の前にお仕事があるのは当たり前ではないということ。
なぜ仕事があるのか?できるのか?
それは、お客様にショールームにお越しいただいてこそだと教えていただきました。
お客様にお越しいただくためには、お客様のニーズや時代の流れによって変化していくものなので、当然目の前の仕事も変化していくのだと、繋がりについても分かりやすくお話いただきました。
企業の考え方・データの分析・活用方法
 
ご利用者のみなさんひとりひとりも消費者でお客様であり、みなさんの生活もずっと同じではなく変化していることを思い浮かべられるよう、自身に引き付けて考えられるようにお話をしていただいたことが印象的でした。
企業として、お客様にお越しいただき利用してもらうために、より良いものを提供しようと情報収集、データ分析をしているというように話が繋がっていきます。
情報収集・データ分析
 
みんなで実際にデータを見ながら、接客数や見積り数におけるデータの見方、何に注目して、何を目的にデータの計算をするかについて丁寧に教えていただきながら、Excelでの作業も経験しました。
  • 企業が1番にお客様を考えていること
  • データの扱い方と活かし方
  • 自分の仕事がどのように生まれ、なぜその仕事を行うのか
全てに繋がりがあり、みなさん興味深くお話を聞いて参加されていました。
知ることで興味を持たれた方も多いので、今後実習などを通じて更に企業で働くことの理解を深めていけたらと思います。
鈴木様、八重樫様
この度は、お越しいただき、貴重なお話をありがとうございました。
LIXIL Advanced Showroomさんの取り組みは、以下の動画でも紹介されていますので是非ご覧ください。

参加者の感想

  • 大事なマッチングポイントのお話で、企業への共感が出来ていないと入社後つらくなってしまうこと、職業選択の理由を明確にしておくこと。
    体調へのコントロールの仕方を今の内につかんでおくということが印象的に残りました。
  • 事前の企業研究でも感じた部分ですが、やはり「お客様の笑顔のために」ということを最も大切にされていることを感じました。同じ障害を持っていても、本部で働いたり、ショールームで働いたり、人それぞれ合ったところで働いていることが分かりました。
  • 本日は、会社について詳しく教えていただけたのはもちろん、働く上で大切な考え方(お客様からいるから仕事が成り立つ)も学ばせていただけてとても貴重な機会になりました。ありがとうございました。
  • 毎日日報を書いて報告するために、自分の状況を言葉にできることが大事。私は苦手なのでこれからがんばりたい。
  • 体調をすぐに崩してしまうため、長く働き続けるために体調を常日頃から整える方法を探っていきたいです。
    フレックスタイム制がすごく魅力的だと思いました。
  • MOS Excelエキスパートの資格を持っているのでデータからベストパフォーマンスな人をずっと考えていることは大変、有意義であると思いました。

株式会社LIXIL Advanced Showroomのメッセージ

<鈴木様より>
皆さまが改めて「働くこと」を考えるきっかけに少しでもなれたでしょうか。目の前の仕事が確かにお客様につながっていることを感じてください。
人は誰でも、必ず成長し続けることができることを、弊社で働くYOurSメンバーと毎日接していて実感しています。実はYOurSに教えてもらうことも多いのです。
貴重な機会をいただきありがとうございました。
<八重樫様より>
みなさまのとても真剣な眼差しが印象的でした。得手不得手はありますが、何事もあのように向き合っていれば、成し遂げられることは多々あると思います。できないが出来るに変わる喜びを、これからたくさん味わってください!
仕事があること、お給料を頂けること、全てお客さまにつながっています。このような機会を頂き、私も改めて意識することが出来ました。ありがとうございました。
エンカレッジ早稲田駅前では、開かれた場所であり、企業・大学・支援機関・医療機関のみなさまとの協働で、ひとりひとりの就職活動を応援しています。
実際に、人事の方や一緒に働く方とお会いしてお話をすることで、職場の雰囲気を感じることができます。
どなたでもいつでも見学できますので、ぜひ覗きに来てください。