私は安心した環境、頼れる方に囲まれている（他3事例）～発達障害のある大人の就職～

この記事では、エンカレッジから就職されたご利用者の就職ストーリーをシリーズでご紹介しています。
ご利用者本人からは、利用を決めてから就職に至るまでにどんなことがあったか、エンカレッジに通ってみての感想、率直な今の気持ちなどをお聞きしました。
また、ご利用者の就職をサポートしてきた支援者から見たご本人の変化や、就職に至るまでのプロセス、今後に向けてのエールも載せています。

エンカレッジ大阪に通所した頃は、気持ちの整理ができていない状態でした。
通所の中で一番辛かったのは、応援してくださる方、サポートしてもらっている方に、なかなか応えることが出来なかったのが辛かったです。
たくさんの方にご迷惑をかけながら、時間と共に傷は癒えていき、過去の経験を「そういうこともあったよな」と置いておいて、 「今」できることに目を向けることができるようになっていきました。
ある時に、「私は安心した環境、頼れる方に囲まれている」と、やっと自覚しました。
そこから体験実習に行けるようになりました。
スタッフの方、家族等の存在も大きかったですが、利用者さんの存在も大きく、たくさんのことを学ばせて頂き、そして癒して頂いてばかりでした。
そして、10月から調理補助のお仕事に就くこと決まりました。前職での気持ちが消化できず、通所をするのが精一杯でした。
少しずつ「今」できることに目を向けるようになり、今回の就職先への実習に挑戦できました。
初めての調理補助という職種だったので、緊張しましたがとても楽しかったです。
エンカレッジで皆さんにたくさん学ばせて頂いたこと、楽しくお話しをしたことが私の活力になりました。
ありがとうございました。

この１年半エンカレッジに通所して、ソーシャルクラブやランチタイムミーティングで利用者の皆さんと交流したり、各講座で就職を掴むまでに様々なことを学んだりすることや、自身のスキルを伸ばすために様々なワークを行うことで、大変充実した日々を過ごせました。
私自身人と話すことが苦手で、ずっとコミュニケーション面で成長できているか不安になっていましたが、少しでも自分から意見を出したり、自分の状態や「つもり」を言葉に出す練習をすることを心掛けたことで、エンカレッジに入ってとても成長したと思います。
これから社会に出ていく上で、業務を正確に行うことと、責任感を持って仕事に取り組むこと、業務上必要なコミュニケーションを行うことがとても大切だと思いました。
社会人になっても、エンカレッジで学んだことを思い出して、就職先でも頑張っていこうと思います。
私が就職を掴めたのは、あらゆる面でサポートして下さったスタッフの皆さまや、周囲の方々のおかげです。
1年半の間、ありがとうございました。

スタッフから、注意を穏やかに受けることはあっても怒られたり不機嫌に接されたりすることがなかったため、業務訓練に関わる報連相を安心して行う癖ができただけでなく、自分の意見・気持ちを率直に伝えることもできました。

私は講座ではオフィスカジュアルやマナーなどといった就活に必要なことを学ぶ事ができました。
特に印象に残っている講座は金銭管理についてで、今ではお小遣い帳を作って自分で管理ができるようになりました。
ランチタイムレクやソーシャルクラブなどの利用者の方々との交流ではカラオケでガンダムや東方の歌を歌ったのが楽しかったです。
実習ではT社での10日間の実習の後にトライアル雇用が決まり、私が思っていたよりもスムーズに就職が決まったので驚きました。
エンカレッジの皆様、私の就職を手助けして頂きありがとうございます。短い間ではありましたがお世話になりました。

いかがでしたか？「発達障害のある大人の就職事例」はシリーズとして今後も定期的に発信していきます。乞うご期待ください！