就職を焦るより自分を知る方が良い結果に（他12事例）～発達障害のある大人の就職～

この記事では、エンカレッジから就職されたご利用者の就職ストーリーをシリーズでご紹介しています。
ご利用者本人からは、利用を決めてから就職に至るまでにどんなことがあったか、エンカレッジに通ってみての感想、率直な今の気持ちなどをお聞きしました。
また、ご利用者の就職をサポートしてきた支援者から見たご本人の変化や、就職に至るまでのプロセス、今後に向けてのエールも載せています。

11か月、利用開始当初の私にとっては長いと思ったかもしれませんが、今の私にとっては短い中でとても多くの学びや経験を得られたものでした。
利用開始前は、「自分は自分の事を十分に理解している」「今のままでも大丈夫」という一種の慢心があり、「早く就職しなければどんどん不利になっていく」と思い込み、できる限り早く就職したいと考えていました。
ですが、自己理解講座やオフィスワークで特性が今までより明確になり、更に面談でその特性などを振り返るうちに、見落としていた自分の事や人との違いを認知していきました。
次第に「就職を焦るよりここで自分を知る方が後で良い結果が返ってくる」と考えるようになりました。
加えて他の利用者の方と交流を深める中で、自分と似た、世の中の多くの人とは異なる障害特性を聞き、今まで無いタイプの共感を得ることもありました。
また逆に自分とは異なる特性を持つ方の言葉を聞くことが、視野を広げることにも繋がりました。
今後はこれらの経験をフルに活かし、就職先はもちろんあらゆる場面で周囲の人も自分自身も幸せにできるよう努めていこうと思います。この度は約1年間、大変お世話になりました。

やっと就職が決まったと思いました。
特に苦手だったコミュニケーションは、気の持ちようで克服できるなど、大きな成長がありました。
身につけるべきことは多かったのですが、「日ごろから意識することが、身につけるための最良の手段」 ということがわかりました。入所時と比べて大きく成長できました。
延長期間を含めてギリギリになっても支え続けたスタッフの皆様には感謝してもしきれません。
また、就職が決まった以外に、多くの友達ができたなどよかったこともあり、それらを含めて「ここにいってよかった」と思えました。 長い間お世話になりました。

この度特例子会社であるA社より内定をいただき、4月1日より働くことになりました。
これまで私の就活をサポートしてくれたエンカレッジのスタッフ、大学のキャリアセンターの方々には感謝の気持ちで一杯です。
エンカレッジでは自己理解、ビジネスマナー、ライフスキル、コミュニケーション、PC訓練、軽作業訓練など多くのことを学ぶことが出来ました。
これからは、これまでの経験を活かして、新しい場所で頑張りたいと思います。

初めてエンカレッジに来た私は緊張しやすい性格でしたが、その後に段々と人と関わることに慣れることができました。
私はエンカレッジで色々な経験をすることができました。
就活で必要なビジネスマナー、職業準備、面接練習そして体験実習の機会を得ることができました。
さらに会社を見つけることができ、嬉しかったです。応援してくださる仲間がいて成長することができました。
つらい時、悲しい時、そして嬉しかった時もありました。私はエンカレッジに来てよかったと思いました。今までありがとうございました。そしてお世話になりました。

この度就職が決まりました。8か月お世話になりました。
もっと長くなるかなと思っていたのですが、当初の予定通り4月からの就職となりとてもうれしく思います。
エンカレッジ早稲田駅前では、ビジネスマナーや面接対策など就職に必要なものから、自分の障害理解まで様々なことを学びました。
これまで障害のある人との関りが全くなかったので、私だけでなく周りの人たちもみんな一人一人違う障害を抱えながら共に学んでいく環境は初めてのことで、最初は戸惑いもありましたが、毎日が学びと発見の連続で楽しくも成長のある毎日だったと感じています。
この経験はこれからの私の人生に大きな意味を持つと思います。
この8か月は順調に進んだわけではありませんでした。
冬になると気分が落ち込み、通所もままならない日々が続きました。就職をあきらめようと思ったこともありました。
しかし、スタッフさんが私を見捨てず寄り添い続けてくれたおかげで、何とか復帰し、就職にこぎつけることができました。
ずっと就職のサポートをしてくれたスタッフさんには感謝してもしきれません。
最後になりましたが、私を受け入れてくれたエンカレッジの皆様、これまでサポートしてくれた担当のスタッフさん、ともに学び切磋琢磨してきた利用者の皆さん、ありがとうございました。これからもよろしくお願い致します。

2023年8月、初めてのエンカレ通信のデザインを担当したことが一番印象に残りました。
初めての担当であったので作業速度がゆっくり且つ慣れていない作業だったので、前回の編集長とは違って予定通りにデザインが完成することが厳しかったりしたことがありました。
エンカレ通信のデザインとフォントの色の相性の良さなどを考えて調整することが一番苦労しました。
実習は計5回体験させていただきましたが中でも一番印象的に残ったのはA社さんの実習で、実習後の過ごし方や生活習慣の改善やメモの取り方、復唱暗唱の繰り返しの重要性について一から再確認することが出来、今後の就活や実習に向けての糧に繋がりました。
他の実習先でも清掃業務やお客様が扱う商品に対しての扱い方の大切さや必要性について再確認することが出来て仕事に対する正確性や丁寧さの重要性についてもこの貴重な場で学ぶことが出来たのも印象的です。
毎月タイピング、顧客伝票修正、アンケート入力など速度を意識したパソコン処理の練習が今行うことで依頼業務、エンカレ通信デザイン、実習、面接でのアピールポイントとして様々な場面で貢献することが出来たのでとても助かりました。
就職してからも今よりもさらにタイピングの練習回数を増やすよう心掛け馴染ませるようになりたいです。
ソーシャルクラブにつきましても、集団行動についての重要性や合意形成の大変さ、時間配分の分け方について毎月考えるきっかけに繋がりました。
就職後もエンカレッジで学んだことは忘れずに頑張っていきたいと思います。1年8ヶ月の間でしたが本当にお世話になりました。

エンカレッジに入所したのは去年の11月からと短い期間であり、もう少し学びたかったという想いもありましたが、貴重な体験などをありがとうございました。
ビジネスマナーなどの勉強や企業見学といったことを体験して、就職先でのコミュニケーションなどに少しずつ自信が持てるようになりました。
職員さんたちのアドバイスやサポートもあわせて、自分自身への気づきや意識しておくべきことなど多くのものを得ることができてよかったです。
就職した時に何を気を付ければいいのか、どんなスキルが必要なのか教わることができて、とても為になりました。
短い間でしたが各方面で助けてくれてありがとうございました。次のステップに向けてエンカレッジでの体験を活かし頑張っていきたいです。

私がエンカレッジを利用してから、1年と10カ月が過ぎました。無事に就職することができて、安心しております。
エンカレッジに入った当初は、社会で生きていく能力が不足していたので、成長するために、色々なことに挑戦しました。
例えば、積極的に他の人に話しかけたり、依頼業務を積極的に引き受けたりなどをしました。
それによって、コミュニケーション能力が身についたり、事務作業をする能力が上がりました。
他にも、午後の時間になると、眠くなってしまうので生活リズムを整えて、眠くならないようにしました。
そのような努力の甲斐あって、実習に行った企業に認められ、就職をすることができました。それもエンカレッジのおかげです。ありがとうございました。

私はエンカレッジで特にコミュニケーションについて2つのことを頑張りました。

1つ目は自分から積極的に雑談の機会に参加することです。
私は人と関わることがあまり得意ではないのですが、だからこそ経験をたくさん積もうと思いました。
その中で色々な人たちと遊ぶことができてとても楽しかったです。
また、わかったこととして、私はテンションが高い時の方が話しやすいこと、大人数の中で雑談をするときに自分から話し始めるのがとても苦手な事がわかりました。
苦手が少しでもやわらぐようにこれからも頑張りたいです。

2つ目はグループワークがスムーズに進むようにサポートすることです。
グループワークが苦手そうな人や、あまり発言できてないなと思った人が話しやすくなるように意見を聞くようにしました。
また、意見を聞くときは相手の負担にならないようにやさしく聞くように心がけました。話しにくそうな人も気楽に話すことができるように手助けしたいなと思っていて、この気持ちを就職後も忘れないようにしたいです。

エンカレッジでの印象に残っていることとして、みなさんすごく優しい方たちだなあと思いました。
例えば外で雨が降った時に傘に入れてくれたことや、困った時にこちらが何も言わなくても気づいて助けてくれたことがありました。
こちらが何か言わなくても自分から動いて下さる方がたくさんいて、すごいなと思ったしとても印象に残りました。私も少しでも真似できたらなと思います。

この度、Y社に就職が決まり、3月11日から働くことになりました。
毎日ファイルの容量も少なくなってきたこともあり漠然とした焦りを感じていましたが、今回就職を決めることができて一安心です。
このメッセージの内容を考える際にエンカレッジで私がどのようにしてきたのかを振り返りました。
利用当初は就寝が遅い傾向にありました。ですが、色んな工夫や改善をしていき、現在ではかなり改善されていると感じました。とはいえ今の状態ではまだ不十分だと考えているのでより頑張っていきたいと思っています。

エンカレッジには約11ヶ月の間お世話になりました。
通所を始めた当初は自分でも就職できるか不安でしたが、職業準備講座やビジネスマナー講座、面接練習など手厚いサポートがあったおかげで面接など自信をもって受けられるようになり就職をつかむことができたのだなと思いました。
エンカレッジで学んだことを就職先でも活かし社会人として活躍できるように頑張りたいと思います。

ついに就職できました。利用し始めてから丁度2年が経ちます。
エンカレッジにいられる期限が迫っている中、急いで行った就活。他の人が長い間経験するものをたった2、3カ月の間経験しました。
何度か不採用になり、やりたい仕事とできそうな仕事の調整には苦労しましたが、ついに掴めた内定。嬉しいです！
長い間働く自分がイメージできなく足を引きずっていましたが、今は働く気満々です。でも、自分もついに働く人になることがまだ嘘みたいです。
この2年間、否定的な口調が改善し、マナーも自然に実行しやすくなり、敬語ももっと自然に使えるようになりました。2年前の私と今の私はまるで違う人のように感じます。
まだ成長する余地がありますが、仕事をしていく中で成長が続くと思います。エンカレッジなしではここまで成長できなく、内定はなかったと思います。ありがとうございました！
これからが社会人としての最初の一歩！

エンカレッジ京都では、事業所内外でさまざまな経験を積めたと思います。特に、企業見学や実習に行くことで、実際に働くことを想定して活動できたと思います。
また、ソーシャルクラブでは、普段は行かない場所に行くことができ、貴重な経験になりました。
そして、Boosterキャリアなどを活用して、自分の長所や短所、働く上での配慮事項を整理できて良かったです。
私が就職先を決められたのは、エンカレッジの方々の多大なサポートがあったからだと思います。
今後も、エンカレッジで学んだことを生かして頑張りたいです。

いかがでしたか？「発達障害のある大人の就職事例」はシリーズとして今後も定期的に発信していきます。乞うご期待ください！