”共に学び・話し・遊んだ”かけがえのない仲間。他6事例~発達障害のある大人の就職~

この記事では、エンカレッジから就職されたご利用者の就職ストーリーをシリーズでご紹介しています。
ご利用者本人からは、利用を決めてから就職に至るまでにどんなことがあったか、エンカレッジに通ってみての感想、率直な今の気持ちなどをお聞きしました。
また、ご利用者の就職をサポートしてきた支援者から見たご本人の変化や、就職に至るまでのプロセス、今後に向けてのエールも載せています。
📍この記事はこんな方におすすめ📍
  • 発達障害があり、就労移行支援の利用を検討している
  • 就職が決まった人が、どんな流れで就職できたのか知りたい
  • 就労移行支援事業所で実際にどんなことをするのか知りたい
今回は、2022年8月に就職が決まられたご利用者の就職事例から、7つのストーリーをお届けします!

就職事例1)”共に学び・話し・遊んだ”かけがえのない仲間

エンカレッジ京都 ご利用者Aさん
  • ▶ エンカレッジ京都 ご利用者Aさん
  • 【性別】女性
  • 【年代】20代前半
  • 【障害種別】自閉症スペクトラム障害
  • 【利用期間】1年5ヶ月
  • 【職種/業務内容】清掃
 
1年5ヶ月という長きにわたりエンカレッジ京都を利用させて頂きました。
思えば利用したてのころは半年くらいで就職できるだろうと思っていたので、こんなに長く利用することになるとは思ってもいませんでした。
しかし、この1年5ヶ月の時間は私にとって、自身に対する気付きと自信、新たな仲間をもたらしてくれた期間でした。

この期間に私は、自分の苦手なことに向き合い、メモを使用して可視化し整理することで報告や連絡の際に、自分の伝えたいことを相手に伝えることができるようになりました。
このことをできるようになった私は、「相手に何かを伝えること」以外にもエネルギーを使えるようになりました。このことは私にとって、とても大きな自信になりました。

エンカレッジ京都に通うことで、新たな仲間とも出会うことができました。
同じ場所で似たような障がいを持つ人たちと、共に学び、共に話し、共に遊べたことは私にとってとてもかけがえのないものです。
彼らとは、エンカレッジを退所した後も、定期的に会ってお互いの近況報告であったり、遊びに行ったりしたいな、と思っています。

また、エンカレッジ京都で出会ったスタッフさんにも厚く御礼申し上げます。
他愛のないことや深刻な悩みを時に笑い、時に真剣に聴いてくださいました。
私事でどうしようもないとき、一番最初に頭に思い浮かんだのはエンカレッジ京都のスタッフさんたちでした。
その時スタッフさんたちが、身内の次に頼れる存在なのだと改めて実感した出来事でした。
そのような信頼できる人たちが近くにいてくださることが、私にとって本当に安心して生活ができることに繋がりました。

最後になりますが、エンカレッジ京都で学び、体験したことはかけがえのないものになりました。
エンカレッジ京都を、スタッフさんを介して就職ができたことは安心にも繋がりました。ここで出会えた人たちと過ごせてとても楽しかったです。

1年5ヶ月間、本当にありがとうございました。
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🌟 支援者よりひとこと 🌟
いつも笑顔で誰とでも分け隔てなく接することが出来るAさん。
納得がいかないことは曖昧にせず話をされ、ひも解いていくとご自身の納得のいく答えをしっかりと見つけられる方でした。
どのようなことに対しても前向きに取り組まれ、改善するにはどうしたら良いかと相談し向上を目指すとても素晴らしい面もお持ちでした。
説明会後の相談時に福祉関係に就きたいとお話してくださっており、今回希望通りの就職を得られることが出来ました。
コロナの影響で見学や実習ができなくなったりもしましたが、諦めずに事業所内で訓練を重ねてくださった結果だと思います!
今後も持ち前の明るさで周囲と関わりながら頑張っていただけるようサポートしていきます!
(エンカレッジ京都 スタッフT)

就職事例2)エンカレッジでの活動は全て楽しかった

エンカレッジ大阪 ご利用者Tさん
  • ▶ エンカレッジ大阪 ご利用者Tさん
  • 【性別】女性
  • 【年代】40代
  • 【障害種別】ADHD
  • 【利用期間】1年2カ月
  • 【職種/業務内容】軽作業
 
この度、C社(就労継続支援A型)に、就職することになりました。エンカレッジ大阪から場所が近い所が良い所です。

エンカレッジ大阪には、14か月間所属しました。
昨年7月のエンカレ通信の大阪号に、「私のようにA型事業所に通う選択肢があるということを、皆様にも知っていただければ幸いです。」と掲載されていた方が居て本当にそうなりました。

今回2回目の利用で、以前はエンカレッジ天満橋を利用していました。
エンカレッジ天満橋を卒業後、トライアル雇用を使って3か月間は、老人ホームの清掃で働いていましたが、トライアル終了後にコロナの関係で、雇い止めになってしまいました。
そこから、A型も目指して、就職活動をして、一般企業にも挑みましたが、中々採用に至らず、他の就労移行に7か月間通っていましたが、そこが合わず、エンカレッジを再利用しようと考えました。私は、去年の4月に大阪に見学に来ました。
その時は、天満橋が定員の関係で利用出来なくて、大阪なら少し空きがあるとの事で、大阪と契約を結びました。
天満橋と違う所が、大阪は少し狭くて、天満橋のように18階まで上がらず、2階っていう所が便利です。
エンカレッジの活動で楽しかった事は、全てです。特に、エンカレ通信、ソーシャルクラブ、リフレッシュ講座、ライフスキル、時事問題の冗談との付き合い方の回が楽しかったです。

エンカレ通信は、昨年10月は編集長、12月はデザインを担当、執筆もほとんどさせていただきました。
ソーシャルクラブで、思い出に残っている場所は、大阪市立科学館(プラネタリウム)、万博記念公園、箕面の滝、カップヌードルミュージアム、中之島公園、あべのハルカス美術館の展覧会(2回)、海遊館、ニフレル、後、コロナの関係で外出できなかった時のエンカレッジ内レクレーション(4回)です。
リフレッシュ講座は、プレジャーブック、ストレッチ、ティータイムが思い出に残っています。ライフスキルは、献立や、パーソナルスペースが良かったです。
時事問題の冗談の回は、面白い冗談があって、一生忘れることが出来ません。

今後は定着支援で、エンカレッジにお世話になる事になります。
何かあればいつでもお世話になれる事を自信とし、社会に出て行こうと思います。
14か月間、ありがとうございました。そしてこれからも宜しくお願い致します。
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🌟 支援者よりひとこと 🌟
「一般企業で働きたい!」その気持ちがある中で、就職がなかなか実らず、ご家族からも早く働くように言われ、たくさん悩まれていました。
色々話を重ね、就労継続支援A型事業所で働くことも視野に入れ就職活動も行ってきましたが、ご本人が決めきれないということが何度かあり、ご本人とたくさん悩んだことが今でも忘れられません。

今回就職先に結び付いたC社は、実習で大変お世話になっている事業所さんで、ご本人が行くと決めるまでの期間も、待ってくれたとても良い事業所さんです。
最後はご本人が「行きます!」と決められたので、Tさんが活躍されることを願っています。
大阪エリアでは、今後も実習でお世話になると思いますので、ぜひ今後もこのご縁が繋がっていけるよう関係を大事にしていきたいと思います。
所属は堺筋本町になりますが、週に1回、長堀橋の事業所でも作業をされに行きますので、もしTさんを見かけられたらぜひ、お声がけしていただけたらと思います!(おそらく、ご本人から声を掛けてこられると思いますが 笑)
(エンカレッジ大阪 スタッフS)

就職事例3)経験は就労だけでなく、今後の人生でも役立つ

エンカレッジ心斎橋 ご利用者Kさん
  • ▶ エンカレッジ心斎橋 ご利用者Kさん
  • 【性別】男性
  • 【年代】20代前半
  • 【障害種別】ADHD
  • 【利用期間】1年3ヶ月
  • 【職種/業務内容】事務補助
 
障害者採用での就職を目標にして一年三ヵ月ほどエンカレッジに通っていましたが、個々での経験は就労だけでなく、今後の人生を障害を抱えながら生きていく際に役に立つものだと思いました。

通所する前は自分が発達障害による生きづらさを抱えていることに絶望感を覚えていましたが、日々の活動や定期的な面談を通して「障害があってもうまく対処すれば良い。」と気付くことができ、心に余裕が生まれました。
また、自分の障害特性を把握することで、自分の生きづらさがある程度はっきりし、かなり生きやすくなりました。

これから先の人生でも、障害の壁に何度もぶつかると思いますが、その際はここでの経験を思い出して上手くやり過ごし、良い人生にしていけたらいいなと思います。
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🌟 支援者よりひとこと 🌟
Kさんは、とても真面目で、何事にも真剣に前向きに、常に効率を考え、てきぱきと取り組まれているのが印象的でした。
一方で、入眠に問題があり、睡眠が安定しにくく、なかなか生活リズムが整わず、エンカレッジにも遅刻や欠席することがありました。
就職活動を進めるにおいても、始業時間に出勤できるかを不安に感じ悩んでおられました。

この度、ご縁がつながった企業様は、Kさんが睡眠が安定せずに困っていることにも、しっかりと耳を傾けてくださり一緒に働きやすいようにと考えてくださいました。
そのおかげで、安心して、職場実習にチャレンジすることができました。
職場の環境や、作業内容がマッチングし、実習には遅刻せず、得意なパソコン業務でのスキルを発揮することができ、採用につながりました。

Kさんが、笑顔で「ほんとうに就職決まってよかったです!ほっとしましたぁ。」と笑顔で喜んでおられる姿をみて、ほんとうにうれしかったです!
これからも、Kさんらしく、色々なことにチャレンジし続けて、元気にいきいきと働き続けていってほしいです!
(エンカレッジ心斎橋 スタッフA)

就職事例4)障害について理解のある、自分に合う企業に就職できた

エンカレッジ京都三条 ご利用者Nさん
  • ▶ エンカレッジ京都三条 ご利用者Nさん
  • 【性別】男性
  • 【年代】20代
  • 【利用期間】1年1カ月
  • 【職種】スキャニング、伝票計算、その他事務補助業務
 
私は大学卒業後、一般雇用と障害者雇用で一度ずつ働いた経験があります。
一般雇用では、接客系の仕事をしていましたが、業務内容が合わず、精神的に不調になり1年も経たずに退職。

その後、障害者雇用にて非常勤の事務補助の仕事に就きました。
事務補助の仕事は、約2年間勤務して契約満了にて退職しました。
初めての障害者雇用での仕事では忙しい時と忙しくない時のバラつきが大きく、集中力が長続きしないなどの課題もあり、克服する為にとハローワークからエンカレッジを紹介してもらったのがきっかけで、昨年7月から利用を開始しました。

エンカレッジ利用開始後は、色々な講座を受けたり、オフィスワークでは今まで経験したことがないことにもチャレンジしてみたり、ソーシャルクラブでは京都や大阪の色々な場所に行き何度かリーダーなどの役割も務めるなど様々な経験をしました。

前職を退職してから、今回の就職まで約1年半かかりましたが、エンカレッジを通じて自己理解や自分に合った企業などを見つける事ができて本当によかったです。
実習回数が少ない中での就職になった事や、通勤時間などに不安もありますが、障害について理解してくださる企業に就職できたこと、また定着支援などで引き続きサポートしてくださるとの事なので、これからも、周りの方に支えていただきながら、頑張っていこうと思います。
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🌟 支援者よりひとこと 🌟
「いつも、誰に対しても、気持ちのいい挨拶をしていただきました。それを見ていて、こちらも清々しい気持ちになりました」
これは、今回就職された企業での実習を終えた後に、企業の実習担当者様からいただいた言葉です。

何事にも真面目で礼儀正しいNさん。必ず深々と頭を下げて、相手に御礼を述べられる姿は、利用開始時から壮行会が終わるまで、変わることはありませんでした。

またご利用者はもちろん、スタッフとも趣味の話、週末の出来事をお話いただくなど、お話をすることが大好きな一面もあります。
三条のスタッフやご利用者はもちろん、京都事業所のスタッフとお話をされた際は、面談の時に「こんなことを話したんですよ!」と、嬉しそうに感想を述べられていました。
様々な人との出会いが、エンカレッジの思い出の1つになったようです。

これからも不安なことはあると思いますが、これからもNさんのペースで、お仕事に励んでいただければと思います。
改めて、ご就職おめでとうございます!
(エンカレッジ京都三条 スタッフE)

就職事例5)自分の能力とやりたい仕事を半々で考慮した

エンカレッジ京都三条 ご利用者Uさん
  • ▶ エンカレッジ京都三条 ご利用者Uさん
  • 【性別】男性
  • 【年代】20代前半
  • 【障害種別】広汎性発達障害
  • 【利用期間】9ヶ月
  • 【職種】事務補助、清掃、その他委託業務
 
エンカレッジ京都三条に入所する前は、自分に自信が持てず、一歩を踏み出せない毎日でした。
大学やハローワークで就活をしていた時は、何の仕事がしたいのかが明確では無かったのですが、エンカレッジ入所後は自己理解講座等によって、自分の本心と強みが分かるようになっていき、この仕事がしたいという気持ちがはっきりと表れるようになりました。
しかし、必ずしもやりたい仕事が出来るわけではないと感じるようにもなり、就活では自分の能力とやりたい気持ちを半々で考慮する事を大切にしました。

目標の就職時期が近付き、焦る時もありましたが、就職が決まるまで京都三条のスタッフの方々は常に私のペースに合わせ、優しい言葉をかけてくださりました。
エンカレッジ京都三条での様々な体験により、過去を乗り越え大きな自信をつける事が出来ました。
9ヶ月間、本当にありがとうございました!
就職事例29-5-1 
 
🌟 支援者よりひとこと 🌟
何事にも真面目に取り組まれるUさんは、いつも控えめに笑っておられるとてもやさしい方です。
しかし、成長したいという意欲はとても旺盛で、面談の中では「今、自分を変えたい。」と語っておられました。

合計20日間の実習では日数を重ねるごとに環境にも慣れて、今まで苦手にしていた報連相についても評価をいただくことが出来ました。
実習の中休みにエンカレッジに通所された際には、なんだか表情もたくましくなっておられたように思います。

実習振り返りの会では、今までになくはっきりとした口調で、「ここで働くことを希望します!」と仰っていたことも印象的でしたし、少しずつ、ご本人の中に「社会人になる」という意識が高まっていく様子を見て、私自身も社会人としての気持ちを新たにすることが出来ました。
ご本人の言葉の通り、「今までの自信のなかった自分」を変えることが出来たのではと思います。

また、Uさんは実はとてもユーモアのある方でもあります。
ソーシャルクラブでは、一緒に万博公園に行きました。太陽の塔の前で写真を撮った時には、一人だけこっそりと太陽の塔のポーズをしていたり。
実習中の電話報告では、「今日は社食で麻婆茄子を食べました!辛かったので、午後は喉が渇きました!」と、すごくうれしそうに報告してくださったり。

そんな素敵な一面もあるUさんが、新しい環境でメンバーと一緒に不安なく働けるように、これからもサポートしていけたらと思います。
(エンカレッジ京都三条 スタッフF)

就職事例6)自分が大きく変わった三つのこと

エンカレッジ大阪 ご利用者Tさん
  • ▶ エンカレッジ大阪 ご利用者Tさん
  • 【性別】女性
  • 【年代】20代前半
  • 【障害種別】自閉症スペクトラム障害
  • 【利用期間】1年4ヶ月
  • 【職種】事務職
 
このたび、私はエンカレッジを卒業することになりました。
エンカレッジで過ごした約一年四か月を振り返ると、自分自身が大きく変わった期間だと思います。変わったと思う点は、三つあります。
一つ目は、人と話すことが増えたことです。以前は話さなければいけないとき以外は黙っていましたが、雑談もするようになりました。
二つ目は挨拶です。明るく、大きな声でするようになりました。
三つ目は、グループワークの役割です。以前はグループのとき、進行は他の方に任せきりにしていましたが、周りの意見をまとめたりするようになりました。
エンカレッジの、失敗してもいいという環境が、できるようになった理由だと思います。
就職先でもコミュニケーション能力を学び、より向上させたいです。不安なこともありますが、精一杯頑張っていきます。
 
🌟 支援者よりひとこと 🌟
Tさんは働くチカラPROJECT出身で、大学卒業後エンカレッジの利用を開始されました。
利用開始当初は、他者とのコミュニケーションに課題がありましたが、プログラムを通して自己理解を深めたり実習で経験を積んだことにより、少しずつコミュニケーション能力が向上しました。
利用末期にはグループワークで進行役をしたり、ソーシャルクラブや当番活動では周りへの声掛けや気遣いを行えるようになりました。
また、就職先での実習時に「コミュニケーションを積極的にとりましょう」「大きい声で話しましょう」とフィードバックをいただいてから、エンカレッジでも来所時に大きな声で挨拶をしたり、スタッフ・他利用者さんに積極的に雑談を持ち掛けていました。
他者からのフィードバックを素直に受け止め、自分を変えられるところが今回の就職に繋がったと思います。今後も無理しすぎず、Tさんらしくお仕事を頑張ってください。応援しています。
(エンカレッジ大阪 スタッフK)

就職事例7)就職はゴールではなく新たな始まり

エンカレッジ天満橋 ご利用者Mさん
  • ▶ エンカレッジ天満橋 ご利用者Mさん
  • 【性別】女性
  • 【年代】30代前半
  • 【障害種別】ASD、ADHD
  • 【利用期間】2年7か月
  • 【職種/業務内容】清掃
 
私がエンカレッジ天満橋を選んだ理由は3つあります。1つ目はキャリアカウンセラーさんの紹介です。2つ目はスタッフさんの親切な対応、3つ目は自宅から近いことでした。

コロナ禍もあり2年半以上と長い通所生活でした。
その中で辛い事や辞めようかと思った事もありましたが、スタッフさん等多くの支えで無事就職がすることができました。

私が就職活動で一番悩んだのは、自分のやりたい仕事と自分の能力が追い付いていないことと、持病や障害特性で沢山ある条件のなかで取捨選択ができないことでした。
ですが、スタッフさんと相談しながら、少しずつ条件を詰めていった結果、志望職種ではないですが、家から近く、人の目をあまり気にせず仕事ができる、自分の条件に合った場所で就職することができました。本当に良かったです。
しかし、就職はゴールではなく新たな始まりなのでどうにか頑張りたいです。
 
🌟 支援者よりひとこと 🌟
Mさんは誰に対しても丁寧な関わりをされ、挨拶やお礼を気持ちよく伝えられます。
「相手はどう感じているかな」「別に求められていないかもな」と思うこともあるようですが、「まずはやってみよう」と行動することができる方です。
そんなMさんに、エンカレッジを利用されている方やスタッフはたくさんの勇気をいただきました。
エンカレッジの訓練では、グループで意見交換をしたり何かを決めることがあるのですが、Mさんがいるといろいろな意見が出やすく感じます。
それはMさんがしっかり頷きながら話を聞いてくださったり、上手く話せていない人にも「○○さんはどうですか?」と聞いてくださるからだと思います。
また、グループで意見が分かれた際も、Mさんはどちらの意見も大切にしながら話を進められるため、他の皆さんも安心して話し合いをすることができました。
そんな思いやりがあって安心感のあるMさんの魅力は就職先にも伝わっていると思います。決して無理はせず、Mさんらしく頑張っていただければと思います。
エンカレッジは陰ながら応援していきますので、引き続きよろしくお願いいたします!
(エンカレッジ天満橋 スタッフY)
 
いかがでしたか?「発達障害のある大人の就職事例」はシリーズとして今後も定期的に発信していきます。乞うご期待ください!