働くことを楽しみながら人生をより明るくしたい。他3事例~発達障害のある大人の就職~

この記事では、エンカレッジから就職されたご利用者の就職ストーリーをシリーズでご紹介しています。
ご利用者本人からは、利用を決めてから就職に至るまでにどんなことがあったか、エンカレッジに通ってみての感想、率直な今の気持ちなどをお聞きしました。
また、ご利用者の就職をサポートしてきた支援者から見たご本人の変化や、就職に至るまでのプロセス、今後に向けてのエールも載せています。
📍この記事はこんな方におすすめ📍
  • 発達障害があり、就労移行支援の利用を検討している
  • 就職が決まった人が、どんな流れで就職できたのか知りたい
  • 就労移行支援事業所で実際にどんなことをするのか知りたい
今回は、2021年8月に就職が決まられたご利用者の就職事例から、4つのストーリーをお届けします!
*「発達障害のある大人の就職事例」はシリーズとして今後も定期的に発信していきます。乞うご期待ください。

就職事例1)出来ることが増え、得意・苦手の整理もできるようになった

エンカレッジ天満橋 ご利用者Kさん
  • ▶ エンカレッジ天満橋 ご利用者Kさん
  • 【性別】女性
  • 【年代】20代後半
  • 【障害種別】アスペルガー症候群
  • 【利用期間】1年10ヶ月間
  • 【職種/業務内容】事務補助/郵便物の仕分け・FAXの出力等
 
始めてエンカレッジ天満橋を利用することになった時は緊張と不安の気持ちがありました。
しかし、少しずつ慣れていき緊張や不安も減っただけではなく依頼業務やオリエンテーションの担当をするなど、 何事にも積極的に取り組んだことで出来ることが増えただけではなく「自分の得意なこと・苦手なこと」を整理することもできるようになりました。
さらに体験実習では事務作業だけでなく、軽作業(工場内やお店のバックヤード等)の実習も行いました。
様々な実習に行き自分の得意・不得意だけではなく自分の希望の業種や仕事内容を見直しも行いました。
そして、計18日間行った就職先の雇用前実習では事務補助として郵便仕分けやハンコ押し等の経験をしました。
同じ作業を繰り返して行うことや作業速度より正確性を重視する企業であり単純作業をメインで行っている企業を希望していたこともあり、嬉しかっただけでなく社員の方も丁寧にアドバイスしていただける環境だった為、「ここで働きたい」の気持ちが強くなりました。
面接を行い、後日、内定をいただいた時は喜びと安心の気持ちが大きかったです。
エンカレッジで学んだことを就職先でも活かし、どのようなことも自信をもって仕事していきたいと思います。 1年10か月間ありがとうございました。
就職事例17-1-1 就職事例17-1-2
 
🌟 支援者よりひとこと 🌟
いつでも何事にも積極的に取り組むことができる方です。
どんなプログラムも積極的に取り組まれ、スタッフからの依頼業務もいつでも快く引き受けてくださいました。
就職活動では求人への応募や自分に合った企業を見つけるために見学や実習など機会があればどんなことでも挑戦されてきました。
コロナ禍で就職活動が思うように進まないこともありましたが、今までの経験や自分の希望する業務内容など幾度となく整理し、企業からお声かけをいただくこともある中で「自分に合った企業で就職する」目標を曲げずに進めてこられました。
不安や後悔などの葛藤もあったかと思いますが、この度「働きたい」と強く思える企業での就職が決まりました。
ご本人の良さを生かして長く働き続けていけるようにこれからもサポートしていきたいと思います。
(エンカレッジ天満橋 スタッフM)

就職事例2)エンカレッジでの学び、実習でも新たな気付きがあった

エンカレッジ京都三条 ご利用者Yさん
  • ▶ エンカレッジ京都三条 ご利用者Yさん
  • 【性別】男性
  • 【年代】26歳
  • 【障害種別】アスペルガー症候群
  • 【利用期間】2年3か月
  • 【職種/業務内容】製造技術補助
 
大学のキャリアセンターから紹介を受けて働くチカラPROJECTに参加しましたが、就職に至らなかったのでエンカレッジを利用しました。
講座では、ビジネスマナー講座や自己理解講座などを学び、知らなかったことを多く知りました。
その中で一番印象に残ったことはビジネスマナー講座で学んだことが、実習や企業見学で役に立ちました。

オフィスワークで一番印象に残ったのはワークサンプルで全体を通して報連相や正確性やスピードの練習になりました。
特に役に立ったのはキノコネジの組み立てで、時間内で何個作るか目標をたてる練習になったり、どのようにしてスピードをアップするか考える練習になるからです。

私は何回か実習に行き、エンカレッジ内では気付けなかったことも気付けました。
実習で一番印象に残ったことは、今回就職が決まったところでみなさんが優しかったことです。
今後はエンカレッジで学んだことを就職先でも生かして頑張りたいです。
就職事例17-2- 就職事例17-2-2
 
🌟 支援者よりひとこと 🌟
Yさんは、無遅刻無欠席でエンカレッジに安定して通所し、毎日のワークを真面目に誠実に着実に取り組まれました。また、スタッフからのアドバイスも素直に聞き入れて、行動に移す努力もされて、日々の積み重ねによって成長をされました。
コミュニケーションの苦手さがあり、特に自分からの発信を苦手とされていました。また、慣れない環境や初めての人との関わりに対して極度の緊張を感じられる方でした。緊張によって、返答に時間がかかったり、うまく伝えられないといったことがありました。
今回、就職の決め手となったのは、一緒に働く方々の優しさと、大学院での研究内容が業務にも活かされ、ご自身の興味関心のある業務であることの2つでした。
就職に向けては、自分からの報告・連絡・相談に課題があり、実習の振り返りを通じて課題に取り組まれました。 エンカレッジでの報連相の練習や、電話でのコミュニケーションの練習、フレーズ帳の活用をしながら、苦手さの中でも取り組みとして決めたことをきっちりと行動されていました。月日の経過とともに返答が速くなったり、具体的に説明ができるようになったり、自分の考えを伝えられるようになったりと様々な変化がありました。
実習では、ご本人の苦手さを社員の方々が理解して下さり、報告の相手や居場所を明確に伝えて下さったり、話しかけにくそうにしている時には声を掛けて下さったりと、働きやすい環境を作って下さっていました。
Yさんは社員の方々の優しさを感じ、社員の方々はYさんの誠実で素直な人柄と勤務姿勢を感じて下さり、双方が一緒に働きたいとの想いになった実習でした。また、ご本人の業務への興味関心と理解力にも高い評価を頂きました。

Yさんの日々の努力が実り、認めて頂けたと感じました。
大学院での知識を活かしての今後のご活躍が期待されます。
(エンカレッジ京都三条 スタッフU)

就職事例3)自分の得意なことや課題点が明確になった

エンカレッジ京都 ご利用者Nさん
  • ▶ エンカレッジ京都 ご利用者Nさん
  • 【性別】女性
  • 【年代】20代前半
  • 【障害種別】広汎性発達障害
  • 【利用期間】1年6か月
  • 【職種/業務内容】ドライフラワーアイテムの制作
 
エンカレッジに入ってすぐの頃は漠然と「働きたい」とは思うものの、具体的なイメージが掴めていませんでした。
講座や作業の模擬練習をする中で、自分の得意なことや課題点が次第に明確になっていきました。
私の場合、メモや確認を習慣付けることから始め、繰り返すうちに報連相ができるようになりました。
また、私はメンタルの調子が崩れると欠席の連絡ができない事がありました。
スタッフの方と相談し、どうしたら連絡しやすいかを一緒に考えていただきました。
気まずさもあり、できるようになるまでに時間がかかりましたが、根気強く丁寧に対応してくださり助かりました。
周りの方に自分の障害のことをオープンに話せる場だったので相談がしやすかったです。
就職事例17-3-1 就職事例17-3-2
 
🌟 支援者よりひとこと 🌟
Nさんは働くチカラPROJECTの参加からご利用を開始されました。
メンタルの不調から、連絡がつかない日も続きましたがBoosterをうまく使い、その日のうちに連絡をする、ということが段々と定着しました。
日々のプログラムに取り組む中で、
「ワークサンプルは作業そのものよりも、過程の報告や相談が大事」
「最初から完璧に出来る人はいない、ミスを繰り返さないことが大切」
など、色々な気づきを得られたようでした。
Nさんのクリエイティブな感性を十分に発揮しながら、新しい環境でも頑張っていただきたいと思います。
(エンカレッジ京都 スタッフO)

就職事例4)働くことを楽しみながら人生をより明るくしたい

エンカレッジ大阪 ご利用者Mさん
  • ▶ エンカレッジ大阪 ご利用者Mさん
  • 【性別】男性
  • 【年代】20代前半
  • 【障害種別】ADHD
  • 【利用期間】1年
  • 【職種/業務内容】事務補助
 
エンカレッジに通って約1年で就職することが出来ました。
勤怠が安定せず、就職活動よりも生活リズムや体調を 整える時期もあり、苦しい時もありましたが就職出来て一安心です。スタッフや家族のサポートに感謝しています。ありがとうございました。

エンカレッジに通所した時は、何を軸に就職活動をするかを自分でも明確に理解していませんでした。
まずは世の中にどういう仕事があって、自分がやりたい仕事は何かなと精査することから始めました。
そして担当のSさんと面談して行くうちにこういう仕事がしたくて、こういう就労条件のもとで働きたいと決めることが出来ました。

やりたい仕事が決まってからは求人票をみて、雇用条件を確認し応募するようにしました。
最初は志望動機で少し挫折しましたが落ち込んでも仕方がないので、自分でもう1度考えてからSさんに添削を依頼をお願いするようにしました。添削される箇所が少ないと嬉しいもので、志望動機を書くたびに完成度を高めようと躍起になりました。就職に向けて努力するのは大事であると感じました。

自分には「時間を守るのが苦手」「予定を忘れる」「報連相が苦手」などがありました。
予定を忘れることに関しましては、すぐにメモをすることで改善されました。
次に報連相に関しては、内容をメモしたり伝える内容を全て伝えるようにしました。
時間を守ることに関しては、目に見えて改善したとは思ってません。
しかし、これに関してはモチベーションも関係しているので仕事をすることで改善するだろうと今までの人生を振り返るとそう思います。

働いてからは勤怠が安定出来るよう体に負荷のかかることをなるべくしないようにします。
働くことを楽しみながら人生をより明るくします。本当にお世話になりました。
就職してからもお世話になりますが、一つの節目として伝えさせていただきます。
そして今後共宜しくお願い致します。
就職事例17-4-1
 
🌟 支援者よりひとこと 🌟
Mさんは中々通所が出来ない日が続きました。
スモールステップでまずは通所が出来るように午後からでもいいので通所をしましょう、から始まりました。
波はあったものの少しづつまずはエンカレッジに通所する。が出来てきました。
そこからエージェントを使って就職活動を積極的にするようになりましたが、就職活動ではエントリーの件数は多いものの、書類選考で落とされるということが続き本当に大変だったと思いますが、気持ちをしっかりと維持してエントリーを頑張って続けた結果、見事に内定をいただきました。
「継続は力なり」をMさんの行動で見ることができました。
これからは目標をしっかりと持ちながらモチベーションを維持して、働くということをしっかりと噛みしめながら頑張ってください!応援してます!
(エンカレッジ大阪 スタッフS)
 
いかがでしたか?「発達障害のある大人の就職事例」はシリーズとして今後も定期的に発信していきます。乞うご期待ください!