発達障害のある大人の就職事例13~私はこうして就職が決まった~

この記事では、エンカレッジから就職されたご利用者の就職ストーリーをシリーズでご紹介しています。
ご利用者本人からは、利用を決めてから就職に至るまでにどんなことがあったか、エンカレッジに通ってみての感想、率直な今の気持ちなどをお聞きしました。
また、ご利用者の就職をサポートしてきた支援者から見たご本人の変化や、就職に至るまでのプロセス、今後に向けてのエールも載せています。
📍この記事はこんな方におすすめ📍
  • 発達障害があり、就労移行支援の利用を検討している
  • 就職が決まった人が、どんな流れで就職できたのか知りたい
  • 就労移行支援事業所で実際にどんなことをするのか知りたい
今回は、2021年2月に就職が決まられたご利用者の就職事例から、3つのストーリーをお届けします!
*「発達障害のある大人の就職事例」はシリーズとして今後も定期的に発信していきます。乞うご期待ください。

就職事例1)強みを評価され、働ける自信が湧いた

エンカレッジ天満橋 ご利用者Tさん
  • ▶ エンカレッジ天満橋 ご利用者Tさん
  • 【性別】男性
  • 【年代】20代前半
  • 【障害種別】高機能自閉症
  • 【利用期間】11ヶ月間
  • 【職種/業務内容】事務/ファイリング、PC端末操作、その他庶務
 
私は、2月12日からS社で就職することになりました。就職できたのは、スタッフさんのサポートあってこそなので、心から感謝しています。
2度のS社での体験実習で、企業担当者様から私の強みであるPCスキルや作業の正確性を評価していただき、ここで働ける自信が湧きました。そこから、筆記試験や面接を受けて、無事に採用という結果をいただきました。
このコロナ禍で就職できるか焦りましたが、自分に合った仕事に就けたので、とても嬉しかったです。この1年間本当にありがとうございました。
就職事例13-1-1 就職事例13-1-2
 
🌟 支援者よりひとこと 🌟
Tさんは、物事へコツコツ取り組み、やり遂げる集中力と粘り強さがあります。
学生時代は、コンビニエンスストアでの商品補充やレジ、ホテルでの客室清掃を続けていました。失敗をしてもめげず新しいことにチャレンジを繰り返し、丁寧・正確に作業ができるようになりました。コミュニケーション面では、同世代の方との雑談には苦手さがありますが、仕事やエンカレッジの作業ではお互いに協力をしたり、自分の役割を果たそうとされ、実習でもその力を発揮されました。
雑談での会話の切り出し方や、複数のタスクへの優先順位の付け方、一度にたくさんの指示を理解することへの苦手意識はありますが、慣れると自分の考えを伝えられ、また報告連絡相談はいつも心掛けており、メモの取り方を工夫することで指示理解を深めることができました。
コツコツ粘り強く取り組む力があり、新しいことにも取り組みながら役割を果たすことを大切にしており、長く働き続けたい気持ちを持っています。成長しながら貢献したい意欲があり、今後のご活躍にエールを送りたいと思います。
(エンカレッジ天満橋 スタッフY)

就職事例2)問題点の指摘が就職につながった

エンカレッジ京都 ご利用者Kさん
  • ▶ エンカレッジ京都 ご利用者Kさん
  • 【性別】男性
  • 【年代】20代前半
  • 【障害種別】ASD、ADHD
  • 【利用期間】1年2ヶ月
  • 【職種/業務内容】事務/PCセットアップ、製本作業、書類PDF化
 
就職先が決まったことで、就労移行を利用開始してから、1年間事業所に通ったことになります。
オフィスワークや講座を受ける中、支援者から自分で気づかなかった、問題点に対する指摘をいただきました。それが就職につながったのだと思います。スタッフの皆様、お世話になりました。
 
🌟 支援者よりひとこと 🌟
Kさんの良いところは、コツコツと物事を進める誠実さ、決まった指示を守れる、努力家であることです。今回、初の実習で就職をされましたが、彼の就労意欲や業務に対する誠実な姿勢が評価されたと考えています。仕事内容、就業場所や環境をご家族と共に、十分考えて納得されてから就職をすることができました。

Kさんは大学生の時に、大学生事業の働くチカラPROJECTに参加されていました。その後、エンジニア職として一般就労をされていましたが、研修期間内で契約が終了となりました。就労移行の利用を開始されてからは、訓練時間中にアプリ制作をおこない、既卒向けの就職イベントに参加されるなど、諦めきれずにもう一度、一般就労で就職を目指されていました。

しかし、イベントの面接にて、大学生や年齢が近い方のご様子や、コミュニケーションを取っている様子を見て、コミュニケーションや自己PRの上手さにギャップを感じられました。そして徐々に、障害者雇用の方が良いかもしれないと、方向転換をされていきました。

これからは地元の敦賀を旅立ち、大阪で一人暮らしでの就労をされますので、地元の関係機関と協力をしながら、就労後の生活面や定着支援のサポートをしていきたいと思います。
(エンカレッジ京都 スタッフS)

就職事例3)特性を持ちながら一般社会で活躍する講師のお話が印象的だった

エンカレッジ京都 ご利用者Yさん
  • ▶ エンカレッジ京都 ご利用者Yさん
  • 【性別】男性
  • 【年代】20代前半
  • 【障害種別】自閉スペクトラム症
  • 【利用期間】6ヶ月間
  • 【職種/業務内容】事務・経理業務
 
前職を退職後、今後の方向性を模索していく中で、自己理解を深めるいいチャンスなのではないかと思い、エンカレッジの利用を決めました。大学時に「就活のハジメ」を利用していたことも決め手になりました。
エンカレッジでは、就職するために役立つ様々なプログラムがありますが、その中でも亀田さんの特別講座がとても印象に残りました。特性を持ちながら、一般社会でご活躍されているので、一般就労を目指していた私にとって、とても興味深い内容でした。
エンカレッジではスタッフさん全員が親身になって指導をしてくださり、無事に内定をいただくことができました。本当にありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いいたします。
 
🌟 支援者よりひとこと 🌟
Yさんは前職には大学卒業と同時に一般就労でお勤めされていましたが、クローズでの就職ということで、障害特性への配慮を現場で得ることができませんでした。職場環境があまりよくないことも影響し、退職を余儀なくされました。しかし、退職になったことで再びエンカレッジとのご縁ができ、将来を改めて考え直すきっかけとなり、エンカレッジの利用がご本人にとってよい経験となったことは、本当によかったと感じています。

再就職に向け、オープン/クローズどちらで就職するべきなのか毎日悩んでおられましたが、N社での実習を経験することで、現場でのわきあいあいとした雰囲気や業務内容、配慮を受けながら働くことの意味を大観され、結果、オープンでの就職を決めることができました。

人との縁を大切にするYさんは、誰とでも打ち解けることができる力があり、職場の方とも実習中からとてもよい関係性を築いておられます。今後ますますのご活躍を期待したいと思います。
(エンカレッジ京都三条 スタッフN)
 
いかがでしたか?「発達障害のある大人の就職事例」はシリーズとして今後も定期的に発信していきます。乞うご期待ください!