発達障害のある学生のための就職準備プログラム 働くチカラPROJECT
就活ゼミVol.2「障害がある方のいろいろな働き方~自分に合った働き方を考える~」
を実施しました。
当日の様子を少しお届けいたします。
就活ゼミVol.2「障害がある方のいろいろな働き方~自分に合った働き方を考える~」
を実施しました。
当日の様子を少しお届けいたします。
障害がある方のいろいろな働き方~自分に合った働き方を考える~
今回の講師はNPO法人わかくさ福祉会 障害者就業・生活支援センターTALANTの横山泰久様です。
横山様は前職で、企業の人事担当として障害のある方の採用や職場での定着サポートをされていました。前職でのご経験や企業側の視点を踏まえてお話いただきました。
横山様は前職で、企業の人事担当として障害のある方の採用や職場での定着サポートをされていました。前職でのご経験や企業側の視点を踏まえてお話いただきました。
<今回のお話の内容>
- オープン就労での働き方~事例紹介~
- 様々な働き方
- 働き続けるための配慮や工夫
- 雇用形態について考えてみる
- 正社員と非正規社員(嘱託社員)
- フルタイム勤務と短時間勤務
- 自分に合った働き方、職業を選ぶ
- 自分を知る、会社を知る
はじめに、障害者手帳を開示して働くという中には、一般企業での個別配置や集合配置、特例子会社などの様々な働き方があること、職場体制があることについてご紹介いただきました。
企業の体制としてジョブコーチや精神保健福祉士、ピアサポーターの配置がある会社もあれば、疲労を溜めない工夫として体調チェックと対処法の見える化、1時間に5分の維持回復行動を一斉に行うといった取り組みの紹介もありました。
求人票や会社ホームページには、このような体制について情報として記載されていないことも多くありますので、面接や実習などの機会に企業の方に聞いてみるのもひとつです。
企業によって採用の特徴も異なり、面接重視、実習重視、業務マッチング重視などの視点があり、企業が重要視している部分も異なることについてお話いただきました。
その中でも横山様の経験から選考でポイントにしていることを4つ教えていただきました。
その中でも横山様の経験から選考でポイントにしていることを4つ教えていただきました。
1)自己管理
2)聴き取り、理解する力
3)伝える力
4)チームワーク力
2)聴き取り、理解する力
3)伝える力
4)チームワーク力
といったことを面接や実習で確認しているとのことでした。
また、前回の就活ゼミでの内容のおさらいとして、職業準備ピラミッドにあるライフスキル、ソフトスキル、ハードスキルの要素についても重要とお話がありました。
このような働く準備がうまく進められない際には、エンカレッジのようにサポートが受けられる場所があるというご紹介もいただきました。
休憩時間には、参加学生さんが積極的に横山さんに質問をして疑問を解消し、熱心にメモを取っていました。
雇用形態については、学生さんにとってはやはり正社員で働きたいと思う方が多いと思います。
横山さんより、そもそも正社員とはどのようなことが求められるかについて、説明していただきました。
求められる業務のレベルや責任、業務の量など、正社員と嘱託社員の違いや配慮や調整をしてもらいやすいかどうかが大きく異なることが分かりました。
横山さんより、そもそも正社員とはどのようなことが求められるかについて、説明していただきました。
求められる業務のレベルや責任、業務の量など、正社員と嘱託社員の違いや配慮や調整をしてもらいやすいかどうかが大きく異なることが分かりました。
そして以下の2つの事例についてのお話をしていただき、自分に合ったスタートにも選択肢があることを考えるきっかけとなる内容でした。
- 嘱託や契約社員からスタートし、徐々に業務習得をして働き続けて正社員にステップアップをした方
- 正社員からスタートし、業務量や電話対応などの求められることに対してうまく対応できずに疲弊して続けることが難しくなった方
具体的にお話を聞くことで、「正社員」という条件面への魅力だけではなく自分の体力や業務を担っていけるかという観点についても検討する機会になったことと思います。
最後に、学生さんがどのように自己分析をして職業選択をすればいいかというお悩みについて自己分析ツールをいくつかご紹介いただきました。大学のキャリアセンター、学生相談室、ハローワークでも職業評価や自己分析ができることもあります。
そして、エンカレッジでもおしごと体験や企業の見学をして職場や働き方を知る機会があります。
学生さんにとって就職活動をする上で、
どのように企業や職場選びをするといいか?
どのような雇用形態で働きはじめることが自分に合っているのか?
について考える材料になればと思います。
どのように企業や職場選びをするといいか?
どのような雇用形態で働きはじめることが自分に合っているのか?
について考える材料になればと思います。
次回の就活ゼミは11月23日(土)14時~16時
テーマは「就職はゴールではなくスタート」です。
入社後、長く働き続けるためのセルフケアの方法などをご紹介します。
テーマは「就職はゴールではなくスタート」です。
入社後、長く働き続けるためのセルフケアの方法などをご紹介します。
ぜひまたエンカレッジにお越しください☺
ご参加いただいたみなさまもありがとうございました!
参加者アンケート
- 就職活動には正解が無く、自分に合う職場を残業が少なく、一部テレワークの有る働き方が良いと考えています。そして、マルチタスクではない、1つや少数のことに特化している働き方が合うと考えました。(学生)
- 「ライフスキル」「ソフトスキル」「ハードスキル」という考え方が学びとなりました。特にライフスキルを整えることは意識して心がけたいと思いました。(学生)
- 企業と自分のミスマッチを防ぐために、話し合うことや実習をくり返すこと、適性検査を受けてどういう仕事が合うか調べることが大切だという話が印象的でした。(学生)
- 好きなこと、やりたいことが自分に合った仕事とは限らないという内容について、私は絵を描くことが好きですが背景が苦手なので漫画には向いておらず、バイトでもやっている倉庫内での軽作業の方が向いているのかなと考えています。
- 企業の人事実務に携っておられたご経験はたいへん参考になりました。又、聴講者へ寄り添った話しの進められ方にも学ぶところが多くございました。(ご家族)
- 支援者同伴で面談可能な企業がある事を知れて良かったです。(ご家族)
- 本人に合った就労の形を選択して働き方を考えることの重要性がわかりました。(ご家族)
横山様よりメッセージ
このたびは多くのご家族にもご参加いただきありがとうございました。
学生のみなさまにはいろいろな選択肢があり、可能性があることをご家族にもお伝えできたことを嬉しく思います。
これからの生き方、働き方を一緒に考え、支えてくださるご家族の存在はとても大きく、私も心強く感じました。
これからもエンカレッジとともに、みなさまの自己実現を支援してまいりますのでよろしくお願いいたします。
学生のみなさまにはいろいろな選択肢があり、可能性があることをご家族にもお伝えできたことを嬉しく思います。
これからの生き方、働き方を一緒に考え、支えてくださるご家族の存在はとても大きく、私も心強く感じました。
これからもエンカレッジとともに、みなさまの自己実現を支援してまいりますのでよろしくお願いいたします。
今後もひとりひとりが強みを活かしてイキイキと働けるように、長く一緒に働くために、企業のみなさんと一緒に知り・学び・経験する機会をつくっていきますので、今後もぜひご参加ください。
このような機会を一緒につくっていきたい企業のみなさまからのご連絡もお待ちしています。