エンカレッジでの学び、仲間は一生の誇り。他4事例～発達障害のある大人の就職～

この記事では、エンカレッジから就職されたご利用者の就職ストーリーをシリーズでご紹介しています。
ご利用者本人からは、利用を決めてから就職に至るまでにどんなことがあったか、エンカレッジに通ってみての感想、率直な今の気持ちなどをお聞きしました。
また、ご利用者の就職をサポートしてきた支援者から見たご本人の変化や、就職に至るまでのプロセス、今後に向けてのエールも載せています。

私は2022年2月からエンカレッジ心斎橋を利用し、1年1ヶ月お世話になりました。
きっかけはハローワークで、当時私の担当を務めてくださった方の紹介でした。
2年前に初めて自分に障害があると知った時、自分にはもう就職は難しいのではないかと悩んでおりました。
けれど、自分のような方々を支援する所があると知り、それがエンカレッジでした。
入った当初は、自分より一回り年下ばかりの環境で馴染めるか不安で、それと同時に早く出て、早く社会復帰したいと焦っていました。
でも、2ヶ月程して自分の成すべき課題が多いことに気付きました。
自分の出来ることは何か？興味は？普段の言葉遣い、勝手な自己判断など、社会復帰する前に直せる所は直し、興味を持って出来ることを探そうと感じました。 エンカレッジの講座やオフィスワーク、企業の実習を経て、一つひとつ自分の課題に向き合ううちに、自分の挑戦してみたい職業に出会えました。
ある日、「自分の出来ることが、どんな困難にも負けない自信に繁っていく」と言ってくれたスタッフがいました。この言葉とエンカレッジでの学び、今まで知り合ったすべての方々は、間違いなく私の一生の誇りです。
これからは学んだことを活かして、自分の再スタートを歩んでいきます。今まで本当にありがとうございました。

一年間お世話になりました。自分の特性と向き合い対策し、相談、アドバイスを日常的に頂きとても参考になりました。
就職に対するモチベーションも、同じく就職を目標とする他のご利用者さん達と共に過ごすことで維持することができ、とても良い環境だと思います。
本格的な就職活動が始まった際も、日々のメンタルケアや体力維持の方法を伝授していただいたり、エントリーシートの添削、模擬面接など様々な角度から真摯に向き合っていただきました。
とても有意義な日々で感謝してもしきれません、本当にありがとうございました！

様々な体験ができ、その過程で感じたことや気付いたことをアウトプットしていける機会が、随所に設けられている。
ソーシャルクラブで、その積み重ねを利用者同士で課外活動に昇華していくこともできる。
そして、実習で実践的に自身の強みや適性について考えられる。
学びを「今の次」へと繋げていくことができた。

自己理解を深めて就職にたどり着くことの難しさや、就職活動にはタイミングがあることを学べました。
悔しい想いや焦りがありましたが、今就職した会社を大切にし、毎日仕事を頑張ろうと思います。実習では、今までの経験を武器にどこまで自分にやれるのかなと考えて実習をしていました。実習を機にいろんなことを経験できてよかったと思っています。
コロナ禍での時差通勤、就職に向けた５回の実習と他にもいろんなことがありましたが、スタッフが支えてくれていたので安心してやり遂げることが出来ました。就職のお手伝いをしていただきありがとうございました。今後もよろしくお願いいたします。

スタッフの皆様、今まで大変お世話になりました。エンカレッジのサポートに関しては大変満足して過ごすことができました。 特に、エンカレッジでの出来事や私生活のトラブル等で困り事が発生した際にも、真摯に対応し助けて頂けたことが何度もありとても印象に残っています。エンカレッジへの通所を続けていく中で利用者の顔ぶれや環境も変化し、自分とお相手の特性上、一緒に過ごすことが難しい方が来られることもありましたが、席の場所を離す等の配慮をして頂けたことも大変助かりました。他にも一部掃除の交代など、障害特性に関する配慮をほとんど聞き届けていただけたのは長期間過ごすうえでとても気が楽になりました。
初期は就活の方向性がうまく定められていなかったこともあり苦労をおかけした部分もあると思いますが、講座や実習等で経験を積ませていただいたおかげで、今の企業を選択できた自分がいると考えています。重ねてお礼申し上げますが、今までありがとうございました。
これからも定着支援等でお世話になるかと思いますが、引き続き末永くよろしくお願い致します。

いかがでしたか？「発達障害のある大人の就職事例」はシリーズとして今後も定期的に発信していきます。乞うご期待ください！