“伴走支援付き”就活サイト「Boosterキャリア」発達障害学生向け利用拡大
リリースから1年で登録求職者800人、機関を超えたプラットフォーム化加速
大阪・京都を中心に拡大 卒業後も大学から支援機関へつなぎ、セーフティネットとして機能
発達障害など働きづらさを感じる若者の就職支援を行う株式会社エンカレッジ(本社:大阪市 代表:窪 貴志)は、大学や支援機関による伴走支援を受けながら、企業と学生・求職者がつながる就活サイト「Boosterキャリア」(https://career.en-booster.jp/)をリリースして3月15日で1年が経ちました。
この1年で、大阪・京都を中心に、学生・求職者約800人、大学21大学、企業95社、外部支援機関8団体が利用(内訳概要は次頁参考資料参照)。
学生・求職者本人の強みや配慮事項など蓄積された支援記録を、大学と企業、行政や民間の支援機関が共有し、就活準備から企業とのマッチング、卒業後の就労移行支援まで連携して行う国内初のプラットフォームとして、利用が加速しています。
「Boosterキャリア」は、強みや配慮事項などを自分で整理することが苦手であったり、働く上で知っておいてほしい配慮事項のある学生・求職者が、大学や支援機関のアドバイスを受けながら積み上げた強みや配慮事項などの情報を自分で管理し、支援機関や企業に情報を共有、企業とのマッチングができる「支援記録共有型※1」就活サイトです。
発達障害などで就活に困難さを抱えた学生が急増する今、就労支援現場においては、大学や外部機関を横断した情報共有や連携が不十分なことで、卒業後の就労支援や就職先の職場においてそれまでの支援経験が生かされず、支援が長期化する、早期離職につながるなどの課題を抱えていました。「Boosterキャリア」はこれらの課題に対応するため、「産・官・学」が共通して活用できる弊社独自のICTサービスとして、昨年3月15日に誕生しました。
Boosterキャリアでは、学生・求職者が自ら履歴書や自己PRなどを登録し、所属する大学や支援機関も登録・利用することで、それらの情報を共有でき、アドバイスが受けられます。クラブ活動など学生時代の活動や強みだけでなく、配慮事項などの情報も支援者のコメント付きで登録されます。企業にとっては、特定の大学や支援機関経由で求人を公開できるほか、本人のコミュニケーション力に左右される従来型就活と異なり、強み・配慮事項などの情報を大学や支援機関からの紹介文と共に得られることで、適正判断や採用後の配慮に役立てられます。
昨年6月には「Booster キャリア」の有効性が認められ、文部科学省事業「高等教育アクセシビリティプラットフォーム(HEAP)※2」の連携構築ツールとして採択、関西を中心に利用が加速しました。HEAPに参加する大阪府の就労支援事業においては、学生が不採用になった場合でも、卒業後に大阪府の就労支援事業へ学生本人の情報を引き継ぐ体制が敷かれ、「Boosterキャリア」がセーフティネットとして機能しています。
現在は、一般学生の活用や、働きづらさを抱える育児中の女性活躍支援への活用など、活用のバリエーションも広がっているほか、東海エリアでも利用が進んでおり、5月には登録求職者1000人突破を見込んでいます。
(計95社。内、従業員数300人以上の企業は41社)
(2)支援プログラム・ツール開発
(3)社会移行支援に関する調査研究
(HEAPウェブサイト:https://www.gssc.kyoto-u.ac.jp/platform/)
(営業所)〒102-0073 東京都千代田区九段北1-7-3 昭栄ビル4F
・働くチカラPROJECT(発達障害やコミュニケーションが苦手な学生の就職支援プログラム)
・発達障害進路相談室「en+career」(発達障害のある人の就職相談)
・学校法人支援サービス(発達障害学生や学校生活・就活に困難さを抱える学生向け講座、教職員向け研修など)
・障害者採用支援サービス(コンサルティング、定着支援)
・学校生活に困りごとを抱えた学生の自立促進ICTツール Booster
・「働きたい!」を支えるICTプラットフォーム Boosterキャリア
・働くチカラWEB(発達障害のある方の就労を応援するWEB)