障害学生がIT技術など強みを生かして働ける社会へ
企業・大学関係者との意見交換会を8月1日 京都で実施

障害学生がIT技術など強みを生かして働ける社会へ
企業・大学関係者との意見交換会を8月1日 京都で実施
~強みと働きやすさを両立して活躍できる「ダイバーシティ雇用」の可能性を探る~
発達障害など働きづらさを感じる若者の就職支援を行う株式会社エンカレッジ(本社:大阪市 代表:窪貴志)は、京都リサーチパークが開催するKRP WEEKにて、「ダイバーシティ雇用」に関心のある企業、大学関係者などと意見交換会を2019年8月1日(木)に行います。ダイバーシティ雇用とは、IT技術など専門性はあるものの、コミュニケーションの苦手さや障害により配慮が必要な学生が、一定の配慮を受けながら、専門性を生かして働く新しい雇用の形です。

従来の障害者雇用と一般雇用の課題を解決する雇用の形

ダイバーシティ雇用
 
昨今の若手人材の採用難や障害者の法定雇用率の引き上げなどを背景に、障害のある学生にとって新卒採用の機会は増加しています。
しかし、従来の障害者雇用では、一定の配慮が受けられ働きやすさは整っているものの、専門性が評価される形の雇用は少なく、専門性を生かして働きたいと考える障害学生にとっては、働きがいやキャリアアップの面で物足りなさを感じることがあります。一方で、一般雇用での就職を目指そうとすると、発達障害のある学生などは社会性やコミュニケーションなどの観点からなかなか採用されにくく、採用されても職場で配慮を受けにくいという課題があります。
そこで、適切な配慮を受けながら、専門性を生かして働ける新しい雇用の形(=ダイバーシティ雇用)を目指し、企業・学生双方がマッチングする機会を創出していきたいと考えています。

昨年度の採用実績をもとに、今後の可能性を模索

2019年2月に「高等教育アクセシビリティプラットフォーム(事務局:京都大学)」主催で行われた「発達障害や精神障害等 就職に困難さのある学生のための就職活動イベント『みんなでサポート就活』」では、一般雇用と障害者雇用(事務系・IT系)の3回に分けて就職マッチング会を実施。企業17社、大学22校(短大・大学院含む)から34名の学生が参加し、うち11名が参加企業に内定しました。内定者の中には、IT系職種で採用された学生が3名(うち、障害者手帳有り2名、無し1名)います。いずれも大学でITやプログラミングを専門に学んできた学生です。特に中小企業にとっては、IT系職種での若手人材の採用が困難になっているため、社会性やコミュニケーションは入社後の成長に期待し、専門性を評価する形で採用が決まりました。
今回の意見交換会では、京都大学学生総合支援センター 障害学生支援ルーム チーフコーディネーター(准教授)の村田 淳 氏より、障害学生や働きづらさを抱えた学生のキャリア支援における現状と課題についてお話しいただいた後、株式会社エンカレッジ 代表取締役 窪貴志より、「ダイバーシティ雇用」がなぜ必要だと考えているのか?について話題提供します。その後、参加者を巻き込みながら、それぞれの立場から感じていることや必要そうなこと、実現に向けた課題についてディスカッションします。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社エンカレッジ (広報担当:喜多)
大阪府大阪市西区新町1-4-26ニッケ四ツ橋ビル2階 
TEL:06-6535-8584
FAX:06-6535-8516
mail:encourage@en-c.jp
(参考)開催概要
【日 時】
2019年8月1日(木)10:00~11:30
【場 所】
京都リサーチパーク KRP西地区 4号館2F ルーム1
【対象者】
・企業の経営者、採用担当者
・大学のキャリアセンター、学生支援担当者
・現役学生など、本テーマにご関心のある方
【スケジュール】
-話題提供1:障害学生や働きづらさを抱えた学生のキャリア支援における現状と課題(20分)
京都大学学生総合支援センター 障害学生支援ルーム チーフコーディネーター(准教授)村田 淳 氏
-話題提供2:障害学生にとっての新しい雇用の形「ダイバーシティ雇用」とは?(20分)
株式会社エンカレッジ 代表取締役 窪 貴志
-意見交換:それぞれの立場から感じていることや必要そうなこと/実現に向けた課題を考えてみよう(50分)
【参加費】
無料
【定 員】
50名
【主 催】
株式会社エンカレッジ
【共 催】
京都リサーチパーク株式会社
※お申込み期限:2019/7/30(火)15時まで
※ダイバーシティ雇用とは
ダイバーシティ雇用とは
 
【エンカレッジ 会社概要】
社名:株式会社エンカレッジ
本社:〒550-0013 大阪府大阪市西区新町1-4-26 ニッケ四ツ橋ビル2階
営業所:〒102-0073 東京都千代田区九段北1-7-3 昭栄ビル4階
資本金:410万円
代表者:窪 貴志
社員数:47名(2019年7月現在)
設立:2013年7月
事業内容:
・発達障害に特化した就労移行支援事業所エンカレッジ(大阪、心斎橋、天満橋、京都、京都三条)
・働くチカラPROJECT(発達障害やコミュニケーションが苦手な学生の就職支援プログラム)
・発達障害進路相談室「en+career」(発達障害のある人の就職相談)
・学校法人支援サービス(発達障害学生や学校生活・就活に困難さを抱える学生向け講座、教職員向け研修など)
・障害者採用支援サービス(コンサルティング、定着支援)
・学校生活に困りごとを抱えた学生の自立促進ICTツール Booster
・「働きたい!」を支えるICTプラットフォーム Boosterキャリア
・働くチカラWEB(発達障害のある方の就労を応援するWEB)