就労定着支援事業とは、障害者総合支援法に定められた障害福祉サービスの一つです。就労移行支援事業などを利用して一般就労へ移行した障害者が長く働き、職場に定着できる続けことを目指して2018年からスタートしました。
就労に伴う環境の変化により生活面で課題が生じている人に対し、就職先の企業などで就労の継続を図るため、企業・事業所や関係機関との連絡調整、雇用に伴い生じる日常生活、または社会生活上の各問題に関する相談、指導・助言などの支援を行います。
就労定着支援事業の支援内容は事業所によりさまざまですが、ここでは参考までに就労移行支援事業所エンカレッジでの定着サポートを紹介します。
エンカレッジでは、就労定着支援事業の利用期限3年が終了後も、必要に応じて訪問や面談を継続しています。就職したご利用者のみなさんが長く安定して働けるように、そして充実した生活が送れるようにサポートしています。
▶ 面談など対面でのサポート
月に1回程度、就職先企業への訪問または就労移行支援事業所エンカレッジにて面談を実施しています。就労する中で出てくる困り事や気になっていることなどお聞きし、解決するための方法を一緒に考えます。必要に応じて、働きやすい職場環境を整えるために、就職先企業の人とも相談します。企業や関係機関と連携して、働き続けられる支援を行っています。
▶ OB会の開催
エンカレッジでは、月に1度OB/OGのみなさんが仕事終わりに事業所にて集まって交流する「OB会」を実施しています。コロナ禍では、オンラインで開催していましたが、今は感染に気を付けながら事業所で開催し、徐々に以前の状態に戻りつつあります。12月には望年会も実施しています。
▶ オンラインサークル「en+join」
オンラインサークル「en+join」は、発達障害やコミュニケーションが苦手な人たちがつながるFacebookの非公開グループを使ったコミュニティです。
✅ 仲間とつながって、プライベートを充実させたい!
✅ 働き続けるために役立つことを学びたい!
✅ オンラインで就職へのヒントがほしい!
そんな想いを持った人たちが気軽につながり、情報交換をしたり勇気づけあったりできる場をみなさんと一緒につくっています。